めいめい、スゴい! その活躍に惜しみない拍手が送られていたようだ。
12月27日に放送された「SASUKE2022」(TBS系)にて、日向坂46の東村芽依が過去の自分を乗り越えた。ファーストステージにて前年の大会で失敗したシルクスライダーを見事に突破したもの。
東村は日向坂46きってのフィジカルを誇り、グループの冠番組「日向坂で会いましょう」(テレビ東京系)ではあらゆるスポーツ企画でトップクラスの成績を残している。前回大会ではクワッドステップスとローリングヒルを乗り越えてシルクスライダーまで到達するも、勢い余って着地点を超えてしまい、落水。惜しくも失格となっていた。
「東村は常連出場者の松田大介が自宅に設置した『松田パーク』で練習。狭い着地点を乗り越えないよう手前に飛び降りることを意識し、今回はその成果が見事に発揮されていました。ドラゴングライダーではジャンプ一閃、見事に金属バーにつかまるも、滑り落ちる途中で力尽きて落下。それでも女性タレントとしては上々の結果を残したといえるでしょう」(スポーツライター)
前回から着実な進歩を見せた東村。そうなるとファンならずとも、女性アイドル界では初のファーストステージ突破に期待も高まるというものだ。
果たして彼女にその難関は達成できるのか。来年の大会に向けて克服すべき課題がどこにあるのか、ここで検証してみたい。
今回、仮にドラゴングライダーを突破できていたとしても、その時点でタイムアップとなっていた。東村は2番目の障害であるローリングヒルで実に57秒を消費。途中で脱落しないように慎重になるのは当然だが、ステージ突破が目標となる次回は、ここをサクッと通過したいところだろう。
「ここで良きベンチマークとなるのが、日本人女性として24年ぶり2人目のファーストステージ突破を果たした大嶋あやの。彼女はローリングヒルをわずか15秒でクリアしており、東村に比べて40秒以上も時間を節約できていました。ほかの障害でも大嶋の動きは東村にとって大いに参考になるはずです」(前出・スポーツライター)
今回、東村にとって悔やまれるのはドラゴングライダーでの落下だ。というのもSASUKEの公式YouTubeアカウントにて12月13日に公開された動画では、東村が松田パークにて何回もドラゴングライダーを練習していたのである。
そのドラゴングライダーでは最初の金属バーにつかまるとき、片手を順手、もう片手を逆手でつかむ「順逆」(じゅんさか)が基本。大嶋は順逆でつかむことに成功しており、東村も練習時にはしっかりと順逆を意識していた。だが本番では両手とも順手になってしまい、あえなく落下。金属バーに捕まることに精いっぱいで、片方を逆手にする余裕がなかったのかもしれない。
一方で順逆さえ守れれば、金属バーから落ちないだけの握力はそなえているはず。シルクスライダーでは最後、右腕一本でブラ下がりながら着地点を確認しており、その姿にキタガワ電気店長の日置将士が「片手だよ!?」と驚きの声をあげていたほどだ。それゆえドラゴングライダーさえ突破できれば、東村がファーストステージを突破できる可能性は相当に高まるだろう。
「ファンからは身長154センチの彼女が最後の『そり立つ壁』に届かないのではと懸念する声があがっています。ただ今回、その壁を一発でクリアした大嶋あやのは身長155センチで、東村とほぼ一緒。小柄な女性でも瞬発力でカバーできることを示してくれました。しかも壁の上端さえつかめれば、東村はそこから這い上がれることができるはず。それは彼女自身が証明しています」(スポーツライター)
東村は「日向坂で会いましょう」で行われたスポーツ企画の「KASUKE」にて、そり立たない壁という障害を一発でクリア。高さは2.6mと低めながら上側の80センチほどがオーバーハングになっており、普通の女性では突破できない構造になっていた。
ところが壁の上に手をかけた東村は、宙づりの体勢から脚を振り上げ、壁の上に足をかけることに成功。そこから強い体幹を活かして身体を持ち上げていたのである。
そんな東村の恐るべきフィジカルを、日向坂46のファンしか目撃していないのはなんとももったいないところ。来年こそはファーストステージを突破して、SASUKEファンを驚かせてほしいものだ。
※トップ画像は日向坂46公式ツイッター(@hinatazaka46)より。