声出し解禁の「神戸コレクション」で朝比奈彩、貴島明日香、ゆうちゃみらが観客を魅了!

 神戸の街を舞台に多数のモデルやタレント、インフルエンサーなどが集まったファッションイベントの「神戸コレクション 2023 SPRING/SUMMER」(神コレ)が4月15日に開催された。

 今回の会場は先月にリニューアルオープンした「東遊園地」内の特設会場。神コレでは2021年から従来の箱型ファッションショーではなく、“神戸の街と楽しむファッションイベント”として開催。今回も屋外ステージでのショーに加えてフラワーアートの設置や体験型ブースの設置など、新鮮な演出が施されていた、

 2003年に「神コレ」が始まったきっかけは、「阪神淡路大震災の後の神戸の街を元気にしたい」という願い。イベント内では神戸の魅力を伝える様々な取り組みが行われており、プレミアムシートの観客には地元のパン屋からパン引き換え券が用意されるなど、神戸をもっと知ることができるお土産付きの席も用意。無料エリアには神戸の人気店約15店舗が出店するなど、神戸の魅力をたくさん知ることができる祭典となっていた。

花に包まれた神コレのランウェイ

 イベントには朝比奈彩や貴島明日香、ゆうちゃみをはじめとするファッションモデルのほか、ラッパーやアイドルなどの音楽アーティスト計80人が出演。ライブパートでは従来のショーとは異なり、ランウェイを駆使したパフォーマンスで会場を盛り上げた。

 トップバッターとトリを飾ったのは、地元・兵庫県出身の朝比奈彩。客席から「可愛い」「綺麗」などたくさんの歓声を浴びながら登場した朝比奈は、「NOLLEY’S」の真っ白なワンピース姿を披露だ。

 手には茶色のかごバック、足元には白のハイヒールをあしらい、黒をアクセントにした大きめのスカーフが印象的。清楚な雰囲気と美しさは観客の視線を釘付けにし、終始笑顔で手を振る姿は美しさそのものだった。

朝比奈彩

「MICHEAL KORS」のステージでは、デニムのセットアップにゴールドのヒールとベルトを身につけ、茶色のハンドバッグを持って登場。

 デニムのジャケットでは一番上のボタンだけを開けるという、モデルならではの小技も披露し、圧倒的な存在感で会場を湧かせた。ボディラインが際立つデニムのパンツは、長い脚をひと際強調していたようだ。

朝比奈彩

 アナウンサーやお天気キャスターとしても活躍する貴島明日香は今回、モデルとしての顔を存分に示すことに。地元の神戸出身で、この東遊園地にもよく遊びに来ていたという。

 その装いは「Viaggio Blu」の白いジレに白のスカートを合わせ、水色の五分袖ブラウスと紺色のヒールがアクセント。ブラウスは縦にフリルが付いており、華やかさが際立つことに。春から夏へと移り変わり時期にぴったりのコーディネートだった。

貴島明日香

「MICHEAL KORS」のワンピースで登場した場面では、膝下まである淡い紺色のノースリーブワンピースに巻かれたゴールドのベルトが遠くからも光り輝いており、ワンピースの上品さをさらに際立たせていた。

 ストロー生地のハンドバッグとサンダルでは茶色が差し色に入っており、ひと足先に夏らしさを感じさせていた。

貴島明日香

 出演後には自身のツイッターにて「妹が強火オタでわろてまう」とのコメントを投稿。貴島を応援するサインボードを手にした妹の写真も投稿し、姉妹仲の良さを感じさせていた。

妹も貴島を熱烈応援! 貴島明日香公式ツイッター(@asuka_kijima)より。

「CORCOVADO」のワンピースに赤いハイヒールで登場したのは、テレビタレントとしても大活躍中のゆうちゃみだ。

 涼しげな花柄のワンピースは夏らしさを醸し出し、ボウタイリボンは女性らしさを感じさせていた。普段のギャルっぽさとのギャップを感じさせる姿は、観客にも強い印象を残したに違いない。

ゆうちゃみ

「DOUBLE STANDARD CLOTHING」のステージでは打って変わって、青いVネックのジャンプスーツに黒いヒールを合わせた装いで登場。夏らしい青色は、季節が進んでいることを感じさせてくれた。9等身のスタイルで人気のゆうちゃみだが、今回のジャンプスーツでは脚の長さと顔の小ささをより引き立たせていたようだ。

 トークコーナーでは妹のゆいちゃみと一緒に「いえーーい!」と叫びながら登場。今度はお馴染みのギャルっぽさで会場を盛り上げた。神戸にはよく二人一緒に行くそうで、姉妹揃って「神コレ」に参加できたことを嬉しそうに報告していた。楽屋ではMCのアイシュタイン・稲田をイジっていたようで、その発言を指摘されると会場は笑いに包まれていた。

 イベント後にはインスタグラムにて、もともと雨予報だったものが、ショーが始まると雨が止んだことについて「奇跡のような状態」とコメント。無事に出番を終えられたことへの喜びを示していた。

ゆうちゃみ

 今回の「神コレ」は声出しが解禁され、モデルのランウェイステージでは会場全体が大いに盛り上がり、一体感が生まれていた。ゲストライブのコーナーでは推しグッズを持参して歓声をあげる人も多く、そのアーティストを初めて観るという人でも一緒に盛り上がれるステージとなっていたのが印象的だった。

 客席には流行りのショート丈トップスやテーラードジャケットのコーデ、シアー素材を使ったファッションなどに身を包んだ観客が多く、神戸ならではのファッション感度の高いファンが集まっていたようだ。客層には10~30代の若い世代が多かったが、小さい子を連れた家族連れの姿や、推しのライブを一人で観に来ているファンも多数見受けられた。

フィナーレ

 MCの海渡未来アナ(MBS)とアインシュタインの掛け合いは、いかにも関西テイストで、会場を和ませていた。アインシュタイン稲田のボケは観客を巻き込むものが多く、そのたびに会場がやんやの盛り上がりを見せていたところには、声出し解禁の良さが表れていたようだ。

(取材:守屋希乃佳/撮影:安座間優)