HKT48の第7期研究生16名がお披露目、初舞台での弾けるパフォーマンスに未来を感じさせた!

HKT48

 5月9日に東京・LINE CUBE SHIBUYAにて開催された「HKT48 春のコンサート2024~ホップ・ステップ・ジャンプ~」の夜公演にて、HKT48の第7期研究生がお披露目された。

 HKT48の第7期生オーデイションでは4月13日~14日にメンバー候補生合宿および最終審査が行われ、16名が合格。最終審査からお披露目までわずか25日という短い期間で今回のステージを迎える形となった。

 平均年齢は14.4歳と若く、最年少の呉優菜(2012年2月13日生まれ)はAKB48グループ全体でも最年少となる。メンバーの出身地は九州が13名(福岡県9名、長崎県3名、熊本県1名)で、ほかは山口県1名、愛知県1名、千葉県1名となっている。

 ライブはおなじみのOVERTUREでファンが盛り上がるなか、なんと1曲目の「人差し指の銃弾」から7期生だけのパフォーマンスを展開。これが初めてのステージとは思えないほど堂々とした姿が印象的だった。続く「君のことが好きやけん」も7期生だけで披露し、新メンバーらしいフレッシュで可愛い笑顔が弾けた。

初パフォーマンスを披露したHKT48 第7期研究生

先輩たちともに「桜、みんなで食べた」を披露

 最初のMCでは先輩メンバーたちが背後から見守るなか、横一列に並んだ7期生たちがそれぞれ自己紹介。ひとりずつ「ひなと呼んでください!」などとアピールすると、客席のファンも名前をコールし、会場は温かい雰囲気に包まれていた。

 初の舞台がいきなりLINE CUBE SHIBUYAという大会場で、普通なら緊張感で押しつぶされそうなもの。それでも平均年齢14.4歳の彼女たちは精一杯の笑顔を見せながら元気で明るく自己紹介をしてみせた。

初舞台ながらファンを煽る仕草も様になっていた石川歩実優

歌唱力の高さで先輩たちを驚かせた呉優菜

 MCでは先輩の豊永阿紀(4期生)、地頭江音々(4期生)、石橋颯(5期生)、竹本くるみ(5期生)らの先輩メンバーが、7期生をステージに呼び込んで紹介する一幕も。

 福岡県出身の石井彩音は「長所は顔の可愛さです!」とアイドルらしくアピール。「あと、特技は絶対動かないアイドル前髪です!」と宣言すると、竹本が「ちょっと待って、くるたんも負けません!」と手を挙げ、二人で頭を振っての前髪対決に突入だ。

 激しい頭振りバトルでは竹本の髪飾りが取れかけてしまい、石井が宣言通りの勝利を収めることに。この結果に竹本は「前髪仲間としてこれからよろしくね」と、先輩らしく優しい声をかけていた。

竹本くるみ(左)を相手にアイドル前髪対決に挑んだ石井彩音

 長崎県出身の猪島莉玲亜は最年少タイの中学1年生で(※全4名)、見た目も小柄ながらチアリーディングとダンスが得意とアピール。5月12日にはニコ生でお披露目を行うそうなので要チェックだ!

 福岡県出身の江浦優香は、憧れの先輩を訊かれると「豊永阿紀さんです!」と即答。すると豊永も「江浦ちゃんは私、何回も見たことあるよね!」という。なんでも江浦は、豊永が公式アンバサダーを務めているJ1・アビスパ福岡のジュニアチアリーディングに所属していたそう。

 その話題に地頭江が「江浦ちゃんは阿紀ちゃんの座を狙っているということで!」とツッコミを入れ、会場を沸かせていた。

 7期生最年長で福岡県出身の山川万里愛は、筋金入りのHKT48オタク。秋吉優花のオタ歴は10年に及ぶそうで「全国握手会とか劇場、コンサートとか全部行っていました!」とHKT48愛を叫んだ。

 秋吉を好きになったきっかけについて「みかんアート…」と笑いながら答えると、舞台袖から着替え途中の秋吉が靴を片手に持ったまま登場。山川に「ありがとうね」と声をかけ立ち去る姿に客席からは温かい笑いが沸き起こっていた。

 最年少で福岡県出身の呉優菜は、地頭江から「すごく小さい子が歌が上手いって噂の…」と紹介され、HKT48の楽曲を1フレーズ歌うことに。ここで呉がチョイスしたのは14thシングル「君とどこかへ行きたい」のカップリング曲である「シンデレラなんていない」だ。

 そのサビをアカペラで歌唱し、会場中に美声を響かせた呉。客席からも思わず「おーっ!」との感嘆が漏れるほどの歌唱力を見せつけ、地頭江も「私、歌が上手いって情報だけで振っちゃったから今、心臓バックバク!」と呉の歌声を絶賛していた。

 MCコーナーの最後に「何かやっときたい人いる?」と促されたなか、手を挙げたのは福岡県出身の堤楓夏。「ちょっと地味なんですけど、背中を反るのが得意です!」と元気いっぱいにアピールだ。先輩たちからは「第二の村川緋杏ちゃん(現:CANDY TUNE)だね」と称賛の声をもらいい、個性豊かな7期生の自己紹介タイムは幕を閉じた。

堤楓夏は背中を反らせる動きを披露した

 今回のライブで7期生は冒頭の2曲に加え、3曲目の「桜、みんなで食べた」と4曲目の「HKT48」には全メンバー出演の形で参加。さらに17曲目には7期生だけで「Chain of love」を披露してみせた。

 アンコールの「HKT48ファミリー」では先輩たちと一緒に歌唱し、HKT48メンバーとして温かく迎え入れられている様子を感じさせることに。そしてダブルアンコールの「メロンジュース」では、グループの代表曲にフレッシュさを吹き込んでみせた。

 いきなりの大舞台ながら、パフォーマンス面でもファンを満足させた7期生たち。その活躍から今後も目を離せないことだろう。

ラストは全メンバーで「メロンジュース」!

【第7期研究生】 
青木日菜子(あおき・ひなこ)2008年7月16日生まれ/高1、160センチ、千葉県出身、ニックネームは「ひな」
石井彩音(いしい・あやね)2006年11月27日生まれ/高3、153センチ、福岡県出身、ニックネームは「あーたん」
石川歩実優(いしかわ・あみゆ)2011年12月15日生まれ/中1、153センチ、福岡県出身、ニックネームは「あみゆん」
猪島莉玲亜(いじま・りりあ)2011年5月7日生まれ/中1、152センチ、長崎県出身・ニックネームは「りーりたん」
江浦優香(えうら・ゆうか)2011年5月3日生まれ/中1、154センチ、福岡県出身、ニックネームは「ゆうか」
片平紗麗(かたひら・さら)2009年5月1日生まれ/中3、151センチ、愛知県出身、ニックネームは「さらたん」
呉優菜(くれ・ゆうな)2012年2月13日生まれ/中1、148センチ、福岡県出身、ニックネームは「ゆうちゃん」
堤楓夏(つつみ・ふうか)2006年11月17日生まれ/高3、152センチ、福岡県出身、ニックネームは「うかちゃん」
靏川那智(つるかわ・なち)2010年12月7日生まれ/中2、155センチ、福岡県出身、ニックネームは「なっち」
中野南実(なかの・みなみ)2008年12月29日生まれ/高1、160センチ、福岡県出身、ニックネームは「みーな」
長野らら(ながの・らら)2010年11月6日生まれ/中2、156センチ、長崎県出身、ニックネームは「ららぱ」
松永悠良(まつなが・ゆい)2009年11月13日生まれ/中3、151センチ、福岡県出身、ニックネームは「ゆい」
松本苺花(まつもと・もか)2008年11月22日生まれ/高1、166センチ、熊本県出身、ニックネームは「もかぴ」
山川万里愛(やまかわ・まりあ)2005年10月25日生まれ、158センチ、福岡県出身、ニックネームは「まりたん」
吉田めい(よしだ・めい)2009年5月7日生まれ/中3、157センチ、山口県出身・ニックネームは「めいめい」
龍頭綺音(りゅうとう・あやね)2010年6月30日生まれ/中2、152センチ、長崎県出身、ニックネームは「あやちゃん」

(取材:髙木麻衣/撮影:Issey Nakanishi)