HKT48にとって約1年ぶりとなる14thシングル「君とどこかへ行きたい」が5月12日にリリースされる。本作は5月29日に卒業公演を控える森保まどかにとって、卒業シングルにもなっているのが特徴だ。
本作ではHKT48としては初めて、12名ずつの2チームによる“W選抜制”を採用。同じ表題曲を1期生/2期生/3期生/ドラフト2期生による「つばめ選抜」と、 4期生/ドラフト3期生/5期生で構成された「みずほ選抜」の2チームで歌唱しているのが大きな特徴となっている。この両選抜を分けるのは、2016年3月に営業を終了した初代・HKT48劇場を知る世代かどうかなのかもしれない。
asageiMUSEでは今回、ホークスタウンモール内に所在していた初代劇場を知る「つばめ選抜」から森保まどか、坂口理子、田中美久、栗原紗英、松岡はなの5人にインタビュー。新シングルに込められた意味やエピソードについて話を聞いた。
つばめ選抜から5人にインタビュー。坂口理子、松岡はな、田中美久、森保まどか、栗原紗英（左から）
■後輩が入ってきてくれたからこそ“W選抜”という企画ができる
――新曲の「君とどこかへ行きたい」は、前2作の「意志」や「3-2」とは対照的に、明るくて華やかな曲調になっています。
栗原紗英 今回のシングルは本当に爽やかで、爽快感にあふれています！ JR九州さんの列車に乗って、旅をしながら聴いてほしくなる爽やかな曲です。
松岡はな これまでカッコいい系の曲が続いてきて、今回は久しぶりに爽やかな感じの曲になっているので、みんな笑顔でパフォーマンスできるのがすごく楽しみだなぁって思います！
森保まどか 今回の歌詞では、卒業を控えた現在の心境と重なる部分がたくさんあって、なかでもとくに共感する部分は…暑いから髪を切りたいってところですね！（笑）
――W選抜制にはどんな印象を持っていますか？
坂口理子 後輩が大勢入ってきてくれたからこそ“W選抜”という企画ができるんだなって思います。それでHKT48がもっと盛り上がっていくのは素直に嬉しい。
栗原 実は「つばめ選抜」と「みずほ選抜」では振付がちょっと違いますし、衣装も違っているんです。
坂口 それぞれの振付もちゃんと完結していますが、一緒に踊ると二人がペアになるシーンもあったりして、24人全員が一緒になった時、一つの作品になるという振付なんです。
松岡 でもまだ一緒にはレッスンしていないから、私たちも楽しみにしています。
栗原 二つ選抜があるのはHKT48にとって初めてのことで、どちらにもどちらの良さがあるので、どちらも見ていただいて、つばめ選抜もみずほ選抜も愛してほしいな。
坂口 今回はW選抜に分かれてお互いに同じ作品を歌っているので、競うというよりはそれぞれが一緒になって、HKT48全体の盛り上がりをみんなで作っていけたらいいなと思っています。
時には大きな身振り手振りでインタビューに応えてくれたつばめ選抜。
――「つばめ選抜」「みずほ選抜」という名前は九州新幹線にちなんでいるので、熊本出身の田中さんがセンターを務めるのは象徴的です。
田中美久 熊本に帰る時は毎回、九州新幹線を使っています。速い新幹線だと30分くらいでビュッと行けちゃうんです！ だからJR九州さんとコラボさせていただいて、本当にありがたいです。熊本でもMVのロケをしたんですよ。
坂口 私たちも九州新幹線さんも今年が10周年なんですよ。HKT48のデビューが2011年で、九州新幹線の全線開通が同じ年なので、そういうご縁があってすごいなと思いました。
松岡 MV撮影ではJR九州さんが私たちのために電車を運行してくださって（※「特急A列車でいこう」を特別に運行）、休憩中とかにしっかりと九州の景色を楽しむことができたのも嬉しかったですね。
――ではセンターの田中さんから、今回のシングルに関してファンへのメッセージをお願いします。
田中 今回は1年ぶりのシングルで、コロナ禍で発売延期にもなってしまったので、待ってくださっていたファンの方に良いものをお届けできるように頑張りたいなって思っています。久々に可愛い感じの爽やかな曲を歌わせていただくので、「HKT48はやっぱりこれでこそHKT48」って言ってもらえるくらい、私たちも可愛らしくしていきたいです！
（後編に続く）
【HKT48 14thシングル概要】
タイトル：君とどこかへ行きたい
発売日：2021年5月12日
価格：通常盤TYPE-A～D（特典あり）1676円／劇場盤TYPE-A～B 1047円
《つばめ選抜》
センター：田中美久
栗原紗英、神志那結衣、坂口理子、坂本愛玲菜、田島芽瑠、田中美久、渕上舞、松岡菜摘、松岡はな、村重杏奈、本村碧唯、森保まどか
《みずほ選抜》
センター：運上弘菜
石橋颯、運上弘菜、小田彩加、上島楓、堺萌香、武田智加、竹本くるみ、地頭江音々、豊永阿紀、松本日向、水上凜巳花、渡部愛加里
「君とどこかへ行きたい」TYPE-A
「君とどこかへ行きたい」TYPE-B
「君とどこかへ行きたい」TYPE-C
「君とどこかへ行きたい」TYPE-D
（取材：そがべまい、打矢萌絵／撮影：Issey Nakanishi）
