女優の黒木華が裁判官役を演じる月9ドラマ「イチケイのカラス」(フジテレビ系)が好調だ。
第5話までの全話で視聴率が二桁に達しており、シーズン平均視聴率は12.4%と高留まり。この数字は2019年7月期の「監察医 朝顔」が残した12.6%に次ぐ成績となっており、令和での月9ドラマ最高視聴率も狙える位置に着けている。
「本作では主役の破天荒な裁判官を演じる竹野内豊の魅力も視聴率に大きく寄与していますが、原作マンガでは主役だったポジションを演じる黒木の演技も見逃せません。堅物を決め込む黒木がいてこそ、竹野内の自由奔放さも際立つというもの。もとより演技力には定評のある黒木ですが、2016年の『重版出来!』(TBS系)や2019年の『風のお暇』(同)といった主演ドラマでは良作との評価を受けつつも視聴率二桁が達成できなかったことから、今回の月9でやっと納得のいく数字となりそうです」(テレビ誌ライター)
その月9ドラマでは平成の後半から視聴率が続落し、かつて栄華を誇った月9の看板も没落。それが最近では「SUITS」や「トレース」など平均視聴率が10%を超える作品が続いており、復調と評されている。これで「イチケイのカラス」が「監察医 朝顔」を超えることができれば、黒木には「月9復活」の肩書きが加わることになりそうだ。
「その黒木は8~9月に上演される舞台『ウェンディ&ピーターパン』にてウェンディ役を担当。お相手となるピーターパンはHey! Say! JUMPの中島裕翔が務め、二人は初共演となります。この起用で黒木がジャニーズ事務所のお眼鏡にかなったことは確実。今後は“ジャニーズ共演女優”として、ジャニーズタレントの主演ドラマに起用される機会も増えていくことでしょう。テレビ局にしてみれば文句なしの演技力に加え、相手役の選定に厳しいジャニーズタレントとも組めるとあって、黒木をさらに重宝することは確実。今後はドラマ、映画、そして舞台において黒木の争奪戦が展開されることになりそうです」(前出・テレビ誌ライター)
その黒木、人気女優にも関わらずツイッターやインスタグラムを運用していないところも、肖像権にうるさいジャニーズにとっては好都合なのかもしれない。