クリエイターユニットのHoneyWorksがサウンドプロデュースを務める12人組アイドルグループ「可憐なアイボリー」が1月29日、日本クラウンよりメジャーデビュー。同日にメジャーデビューアルバム「白じゃいられない」のリリース記念イベントを、RED° TOKYO TOWER SKY STADIUM (東京タワーフットタウン内)にて開催した。会場には立ち見を含めて250人のファンが集まり、メジャーデビューの喜びを分かち合った。
可憐なアイボリーは、世界最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)とツインプラネットの合同企画オーディション「TIF de Debut 2021 by TWIN PLANET」にて、応募総数3167名から選ばれたメンバーにて誕生。現在は初期メンバー8名に、新メンバーオーディションを経て2024年9月に加入した4名を加えた全12名で活動している。HoneyWorksの人気楽曲を公式カバーしているほか、オリジナル曲も多数リリースし、YouTube総再生回数は3000万回を超えている。
今回のイベントではグループの象徴ともいえるOvertureが流れるなか、メンバーが登場する華やかな演出で幕開け。記念すべきメジャーデビューアルバムのリード曲『恋の矢印』からミニライブがスタート。甘酸っぱい恋心のもどかしさを歌い上げた青春ラブソングで、メンバーたちは全身でデビューの喜びを表現した。躍動感あふれるダンスと、心にまっすぐ届く歌声に、ファンもペンライトを振りながら熱い声援を送った。
続いて披露したのは、コール&レスポンスが印象的な『おまえも♥』。客席との一体感を生み出し、会場の熱気はさらに高まる。そしてフォーメーションダンスが見どころの『僕らはきっとすごくない』ではメンバー同士の息の合ったパフォーマンスを通じて、グループの強い絆を感じさせた。
ミニライブのラストを飾ったのは、可憐なアイボリーがこれから進む道を歌った『少女たちとアイボリー』。メジャーデビューという新たなステージへの旅立ちを象徴するかのように、メンバーは力強く歌い踊り、感動的なフィナーレを迎えた。
ここでイベントが終わるかと思いきや、スペシャルゲストとしてお笑いコンビの「カカロニ」(栗谷・すがや)が登場。会場は一気に笑いの渦に包まれた。
真っ白な衣装がトレードマークの栗谷は「伝説の白の伝道師」として紹介。すると「可憐なアイボリーの『白じゃいられない』に対抗して、自分も『白じゃいられない』ことを証明したい!」と意気込む。
ここで始まったのは、特別企画「白じゃいられない」大喜利。メンバーはそれぞれの「白じゃいられない」瞬間を回答し、判定役のすがやが「これは確かに“白”じゃいられない!」と認めるたびに、栗谷の純白の衣装にメンバーのカラフルな手形スタンプが押されていくという趣向だ。
真っ白だった栗谷の衣装は、あっという間にメンバーの個性が溢れる色とりどりのデザインへと変貌。時には額や顔面、脇の下にタッチするメンバーもいて、会場は大爆笑に包まれた。
イベントの最後には、可憐なアイボリーにとって初となる囲み取材に挑戦。来場したファンが見守るなか、カカロニとの掛け合いにも注目が集まった。
【囲み取材 一問一答】
――メジャーデビューしての意気込みは。
永尾梨央 今日メジャーデビューをさせていただいてすごく嬉しかったです。ツアーも決まったので全国の方に可憐なアイボリーを知っていただきたいですし、メンバー個々でもたくさんの夢があるので、それぞれが願っていることもグループ全体としてもたくさんの夢を叶えていけるよう、今日からまた新たなスタートとして全力で頑張りたいです。
――メジャーデビューして変わったことは。
高澤百合愛 スタッフさんがいっぱいになりました(会場笑)。このような囲み取材も初めてさせていただいて、自分が憧れていたアイドルに近づいている感じがすごくしています。
――グループとしての目標は。
永尾 たくさん大きなステージに立たせていただきたい思いがあって、ステージデビューさせていただいたZepp DiverCity(TOKYO)で 満員の景色でライブをしたい。そこが終わりじゃなくて、この先に武道館や、誰もが知る大きな舞台に立てるようになりたいなって思っています。
――大きな舞台に立つためのアドバイスをカカロニさんからいただけますか。
すがや 場違いにもほどがない?(笑) M-1の3回戦にたどり着くためのアドバイスとか。
栗谷 日々サボらず、漫才と向き合う。これだけですかね、僕らが言えることは。
すがや 歌とダンスと日々サボらず、パフォーマンスと向き合うっていうことね。
栗谷 ボクらの場合、有名なプロデューサー(※元テレビ東京・佐久間宣行氏のこと)に見つかるとか(笑)
すがや そういう巡り合いでありますけど、運を引き寄せるためには努力が大切ですから。
――今のアドバイスは役に立ちそうですか。
柴咲あかり 役には立つかわからないんですけど、大人の意見として、すごく心に響きました(苦笑)
――一歩目に叶えたい夢はありますか。
西原悠桜 音楽テレビ?(カカロニから「音楽番組ね」のツッコミ)、音楽番組に出たいです。
福田ひなた 春から全国ツアーが始まるので、全会場で素敵な景色を見たいなって思っています。そういう小さな積み重ねが大きなステージへと繋がると思うので。春の全国ツアーも大成功させて、12人とファンの皆さんと一緒に素敵なステージに歩んでいきたい。
波左間美晴 YouTubeチャンネルで頭脳王の企画をやらせていただいた際におバカ王になってしまったので、今年は勉強を苦手克服したいなって思っています。新メンバーも入ってきてくれたので、隣にいる河合(ここゆ)には勝てるんじゃないかなって思っているんですけど(笑)
――ライバルグループは。
永尾 世の中のすべてのアイドルグループがライバルです。
――他のアイドルグループに比べてここだけは負けないというところは。
永尾 私たちはすべてのライブを全力でパフォーマンスしていて、スタッフさんからも「可憐なアイボリーの魅力だね」と言っていただいています。一期一会で、その日のライブでしか出会えない方もたくさんいらっしゃるので、これからもこの一つ一つのライブを大切に心を込めてお届けすることは、変わらず私たちの強い武器として頑張っていきたいです。
――新メンバー(※4人のうち橘美空は欠席)はもうグループに馴染みましたか。
西原 先輩方がすごく優しく「おいで」って迎え入れてくれたので、家族のように安心できています。
永尾 最初からいるかのようになってくれていますね。
――12人もいたら楽屋も騒がしいのでは。
土屋玲実 もう動物園です(笑)。元気な柴咲(あかり)さんが本当にいつも楽屋を明るくしてくれます。
柴咲あかり 明るくしてあげています(笑)。新メンバーで最年少のこっちゃん(河合ここゆ)や、ゆらこ(西原悠桜)も結構元気なので最近はお任せしています。
――カカロニは公式お兄ちゃんという形になるのか。
栗谷 公式お兄ちゃんですよ(キッパリ)
――メンバーの皆さんとしてはいかがでしょうか。
永尾 嬉しいんですけど、何をしてくださいますか?(笑)
すがや お兄ちゃんとしての能力を問われている!
栗谷 月に1回、同じグレープカンパニーのあぁ〜しらきさんに会わせてあげる。サンドウィッチマンさんじゃ弱いでしょ。
永尾 もうひと声!
栗谷 じゃあ、佐久間さんに会わせてあげる。そんな権限ないですけど(苦笑)
すがや (可憐なアイボリーの存在を)刷り込んでいくというのが公式お兄ちゃんの仕事です。
永尾 いったん「公式お兄ちゃん候補生」としていただいて、いつかお仕事でご一緒したら晴れて候補生が取れてデビュー。という形ではいかがでしょうか。
すがや 僕たちは今、他のお兄ちゃんとまだ比べられている段階ということで(笑)。公式お兄ちゃんを目指して頑張ります。
――カカロニから見て可憐なアイボリーは大喜利もやっていけそうか。
栗谷 もちろん全員素晴らしかったです。
すがや 手を挙げて前に行けるっていうのが素晴らしいですから。
柴咲 大人の皆さんに言われているんです。手挙げなさいって。
――栗谷さんは女性に触られそうになるだけで悶絶してしまうキャラだが、今回はメンバーからのタッチを堂々と受け止めていた。
栗谷 昨年末に彼女ができたんですよ。だからもう女の子に触れてキャッ!とやるわけにはいかないんですよ。そういうのを見せると怒られちゃう部分もありますし。過去にアイドルさんにそのようにした際に過激なファンから叩かれたりもしたので。今日はちゃんと大人としての対応を心がけました。
すがや 恋人ができて、ひとつ大人になったなと思っています。
――メンバーからのタッチには動じなかったと。
栗谷 そうですね。本当に妹にしか見えねえって。
すがや バイト先の大学生みたいなお兄ちゃんですからね。こっちからは妹にしか見えていない。向こうからお兄ちゃんに見えてないだけで(笑)
――栗谷さんの素肌にタッチされていたメンバーもいたが、その感触は。
土屋 あったかかったです。
高澤 以下同文です。
すがや ネットニュースのトップ、決まりだな。『栗谷はあったかかった』って。
――今回のアルバム『白じゃいられない』に収録されているなかで、一番のお気に入り曲は。
土屋 『夢ファンファーレ』です。初めて音源が解禁された曲なので、是非たくさんの人に聴いていただきたいです。
西原 『誇り高きアイドル』がお気に入り。メインセンターをさせていただいて、自分が一生懸命どう輝けるかたくさん追求した曲です。
小田桐ななさ 『少女たちとアイボリー』です。12人になって初めていただいた楽曲なので。
永尾 『僕らはきっとすごくない』がお気に入り。振り付けでたくさんメンバーと目を合わせるところがありますし、仲間との絆を一番感じる楽曲だなって思うので、たくさん聴いていただきたいです。
高澤 『最近めっちゃかわいいね』です。この曲はそのパートが多いので、新メンバーちゃんの声も8人の声もよくわかると思います。
一ノ瀬直緒 『君は必ず好きになる』です。新メンバーオーディションの課題曲で、可憐なアイボリーになりたくて自分が歌って踊っていた楽曲を、メンバーとして歌うことができたので、すごく思い出のある1曲です。
柴咲 私はユニット曲です。3曲あるんですけど、メンバーの歌声が1人ずつ多いのでいいなって思います。
福田 『ファンサ』です。結成時に初めてカバーさせていただいたHoneyworksさんの楽曲で、アイドル界でもすごく愛されている楽曲を公式でカバーさせていただいてすごく嬉しいです。サビの『夢を見せるもっと』っていう歌詞がすごく好きで、私がアイドルとして活動するなかでファンの方にすごく思ってることでもあります。
寺本理絵 『私、アイドル宣言』です。mona先輩の楽曲を初期のころからカバーさせていただいて、ずっと歌ってきた大切な楽曲です。
河合ここゆ 『拝啓ライバル』です。サビに『負けんな負けんな』っていう歌詞があるんですけど、くじけそうになっても自分の心に響かせて背中を押してもらっていた曲です。
波左間 『ぎじれんあい』です。可愛い楽曲でラップの部分があったり、ファンの皆さんと初めて一緒に作り上げたMVなので。あと歌詞に自分の『ミハル』という名前が入っているので、すごく大好きです。
メジャーデビューという大きな船出となった可憐なアイボリー。大喜利や囲み取材などで初々しい様子を見せた一方、ファンの歓声やペンライト、メンバー同士のアイコンタクトでどんどんパフォーマンスにエンジンがかかる姿はこれからのさらなる飛躍を確信させた。
(取材:柳澤杏奈、渡辺梨子)
【可憐なアイボリー リーダー 永尾梨央 コメント】
グループ結成時から、嬉しいことも苦しいことも全部一緒に分かち合ってきた8人と、新しい風を吹き込んできてくれた最強の新メンバー4人で、メジャーデビューさせていただけることが改めて嬉しいです。
どんな時でも支え、愛してくださったファンの方々にたくさん感謝の気持ちを伝えたいし、活動を通して恩返ししていきたいです。これからもっと大きなステージに立って、今よりも多くの方に笑顔や幸せをお届けできるように頑張ります。
【可憐なアイボリー 全国ツアー2025 それは好きってこと】
4月11日(金) 大阪・梅田クラブクアトロ
4月19日(土) 北海道・cube garden
4月26日(土) 広島・LIVE VANQUISH
5月 4日(日) 福岡・DRUM LOGOS
5月24日(土) 愛知・THE BOTTOM LINE
5月25日(日) 神奈川・横浜ランドマークホール
【可憐なアイボリー メジャーデビューアルバム「白じゃいられない」商品情報】
タイトル:メジャーデビューアルバム「白じゃいられない」
発売日:2025年1月29日(水)
・初回限定盤(2CD+LIVE DVD)8800円(税込)
・かわいい盤(通常盤A)(CD)3300円(税込)
・かっこいい盤(通常盤B)(CD)3300円(税込)