「超十代フェス」のランウェイでCUTIE STREET桜庭遥花・増田彩乃、 FRUITS ZIPPER松本かれんが魅せた!高嶺のなでしこはライブでトップバッターに

超十代フェス ©超十代

 今年で10周年を迎えた体験型ティーンズフェスの「超十代」。これまでで最大級となる『超十代 -ULTRA TEENS FES-2025 10th Anniversary presented by docomo』(以下、超十代フェス)が3月26日、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。

 今回の超十代フェスでは会場来場者数とライブ配信参加数を合わせ、総参加人数が164万8322人を記録。約9時間にわたる長丁場のステージで、出演者と来場者がともに特別な一日を作りあげた。

巨大な代々木第一体育館に数多くの若者たちが観客として訪れた ©超十代

 1stステージにてステージのトップバッターを務めたのは、10人組アイドルグループの「高嶺のなでしこ」だ。

 TikTokで大バズりした『可愛くてごめん』のイントロが流れると、会場は一気にヒートアップ! ステージに登場したメンバーを大歓声が包みこむ。

 松本ももなは「みなさんこんにちは! 高嶺のなでしこです! 超十代フェス、一緒に楽しんでいきましょう!」と呼びかけ、ランウェイを歩きながら観客に向けて手を振るなどのファンサービス。サビでは多くの観客たちが振り真似しながら踊り、大盛り上がりをみせた。

 続けて『初恋のひと。』『ファンサ』を披露。メンバーたちも17~22歳とメインの観客層と同世代ゆえ、まさに会場との一体感でステージを温めた。

「高嶺のなでしこ」はメインステージからランウェイまでを縦横無尽に使ってのパフォーマンス ©超十代

 同じく1stステージでライブステージのトリを飾ったのは、『かわいいだけじゃだめですか?』のメガヒットで大バズリ中の“きゅーすと”こと8人組アイドルグループの「CUTIE STREET」。同じアソビシステムに所属するFRUITS ZIPPERやCANDY TUNEと同様、メンバーごとに色が異なるカラフルな衣装が目に映える。

 昨年結成されたばかりながら、世間から注目を集めている彼女たち。ステージではまず『ひたむきシンデレラ!』を披露し、一気に盛り上がったところで『かわいいだけじゃだめですか?』をドロップ。アリーナやスタンドのあちらこちらで振り真似をする観客が続出だ。

 歌唱中には、モデルとしても活躍している桜庭遥花が「超十代、みんな楽しんでますかー!」と問いかけ。続けて「今日は来てくれてありがとう! 最後までいっぱい盛り上がっていくよー!」と煽ると、会場のボルテージはさらに一段階上がっていた。

CUTIE STREETの登場時には会場中から悲鳴のような黄色い歓声があがっていた ©超十代

◆ファッションステージでトップアイドルらが観客を魅了

 2ndステージのファッションステージには高嶺のなでしこから日向端ひなと松本ももな、籾山ひめりが出演。

 日向端ひなは、earth music&ecologyのステージに登場。衣装は白のワンピースにギンガムチェックが入った麦わら帽子。透け感のある靴下に赤いパンプスを合わせ、堂々としたウォーキングぶりを見せた。

 まるでひまわり畑にいるかのようなオーラを醸し出し、清楚さと可愛さを共存させる日向端は、客席に向かって上目遣いでアピール。会場中が彼女の虜になっていた。

高嶺のなでしこ・日向端ひな ©超十代

 松本ももなは制服ブランド・KANKO Harajuku Select のファッションショーに出演。イメージカラーである薄ピンク色のブレザーに、白チェックのスカートで登場だ。

 少し編み込んだハーフツインをなびかせ、観客に手を振る松本。衣装にマッチした甘いフェイスと仕草は、まるで同じ学校に通っているかのような気分を感じさせた。

高嶺のなでしこ・松本ももな ©超十代

 籾山ひめりが登場したのは、Poly Jamのファッションステージ。Z世代に人気を誇るインフルエンサー・おさきがプロデュースしたアパレルブランドだ。

 ライブステージでの可愛らしい衣装とは打って変わり、ブラックのショート丈トップスとブラックのデニムにベルトを合わせ、普段とは違うクールで新たな一面を披露。シルバーのネックレスとピアスで胸元のロゴとの統一感を演出し、コーデに締まりを見せていた。

 ボトムスの後ろ側には、にこちゃんマークとハートが描かれており、遊び心のあるコーデに。落ち着いたウォーキングとクールな表情で観客を魅了した。

高嶺のなでしこ・籾山ひめり ©超十代

 3rdステージの「LARMEスペシャル」では、CUTIE STREETから桜庭遥花と増田彩乃が登場。

 桜庭は白いレースに淡いピンクの袴を身に付け、ウサギのピンク色ヘッドセットを頭に着けて登場。その姿がモニターに映し出されると、あまりのキュートさに会場から大歓声があがった。

 腰には大きなリボンを背負い、手にはリボンの付いたかごバッグ。髪や首元にもピンクのリボンを身にまとうリボンづくしの袴コーデとなっていた。観客にお手振りすると黄色い声援があがり、ハニかんだ表情を見せつつも堂々としたランウェイウォークとなっていた。

CUTIE STREET・桜庭遥花 ©超十代

 増田はレース生地の淡い水色とグレーの袴で登場。三つ編みをたくさんの白いリボンやパールのピンで飾っているのが印象的だ。

 白いレースの手袋も着用し、フリフリでガーリーな姿に会場は息をのんだ。大声援に応えるように客席に向けて顔ハートを作る姿に、会場はさらに盛り上がっていた。

CUTIE STREET・増田彩乃 ©超十代

 高嶺のなでしこからは、松本ももなが参加。白地に大きな花柄の袴に、白いレースのヘッドセットを合わせたコーディネートは、まるで人形のような可愛らしさにあふれていた。

 帯には細かなピンクのリボンがあしらわれており、彼女の可愛さをさらにプラス。おしとやかに微笑みながらランウェイをウォーキングし、普段とは違う和装姿に会場中がメロメロになっていた。

高嶺のなでしこ・松本ももな ©超十代

 LARMEスペシャルの大トリを飾ったのは、FRUITS ZIPPERの松本かれん。薄ピンクの袴にフリフリの半襟、ピンクのレースとリボンが大量にあしわられた帯、そしてピンクのうさぎのぬいぐるみを背中に背負うという「松本かれんらしさ」全開のコーディネートで登場だ

 あまりの可愛さに会場からは大歓声が沸き起こる。ランウェイでは“うさぎポーズ”を披露し、背中のうさぎのぬいぐるみをアピール。その笑顔で会場を魅了した。

FRUITS ZIPPER・松本かれん ©超十代

【松本かれん・桜庭遥花・増田彩乃 囲み取材】

 LARMEスペシャル後にはFRUITS ZIPPERの松本かれんと、CUTIE STREETの桜庭遥花&増田彩乃が、ウォーキング時の袴姿で囲み取材に応じた。

――ランウェイを歩いてみた感想は。

桜庭 (高校の)卒業式で袴を着る予定だったんですけど、着れなくなっちゃったので今日ここで着れてすごく嬉しかったです! ランウェイに出たら、みんな「わあ!」って言ってくださって、すごく安心して歩くことができました。

松本 私は今まで袴を一回も着たことがなかったので、すごくおめでたい恰好をみんなに見せられてよかったです!

増田 小学校の卒業で袴を着たことがあったんですけど、そのときよりめちゃめちゃフリルいっぱいで、めっちゃガーリーな袴をこうやって着れてすごく嬉しかったです。

囲み取材に応じたCUTIE STREET・桜庭遥花、FRUITS ZIPPER・松本かれん、CUTIE STREET・増田彩乃(左から) ©超十代

――先ほどお話にもありましたが桜庭さん、高校卒業おめでとうございます。

桜庭 ありがとうございます!

――新しく挑戦したいことがあったら教えてください。

桜庭 私は最近、勉強してみたいなって思っていて。韓国の方からメッセージが届くことが多くなったので、韓国ドラマとかも字幕なしで観れるくらい韓国語を勉強してみたいなって思います!

――今どのくらいわかる感じですか?

桜庭 挨拶ぐらい!「アニョハセヨ!」

――もっと語学力を付けたい?

桜庭 はい、つけたいです!

――松本さんが挑戦したいことは。

松本 私はウインクがずっと出来なくて、撮影のときとかによく困るので、今年はウインクを練習しようって思っています!

――いま見せていただけるということでしょうか。

松本 あー、見せられるかな。できないけど!(笑) これがだんだん上手になります! 来年また撮ってください!

――増田さんはいかがでしょうか。

増田 ご飯を食べるときにめちゃめちゃ配達を頼んでしまうので、今年は自炊とかをめっちゃ頑張りたいなって思ってます!

桜庭 お、振る舞って振る舞ってー!

松本 お願い!

――ちなみにいまの得意料理は。

増田 なんか胸肉をゆでたやつ(笑)

松本 ヘルシー!

――最後に、十代の方に向けたメッセージをお願いします。

桜庭 十代はまだまだ未来いっぱいなので、好きなこととかやりたいことがあったら、自分の思うように挑戦してみてほしいなって思います!

松本 十代のときの思い出は、すごく宝物だと思うので、たくさんお友達と遊んだりして思い出作ってください!

増田 毎日があっという間だったなって、二十歳になったり二十代になった時に思うと思うので、毎日後悔しないように楽しんでください!

(取材:渋谷のぞみ/写真:©超十代)