今回の第5話には“神回”との声が続出しているようだ。
5月23日に放送されたドラマ「ドラゴン桜」（TBS系）では、虫好きの心優しい青年・健太（細田佳央太）が東大専科の一員として活躍することに。発達障害を抱えつつも実は優れた知性を持ち、主人公の弁護士・桜木建二（阿部寛）のサポートによりその能力を開花する姿が描かれていた。
「健太はその心の優しさゆえ、東大専科を目の敵にするエリート生徒・遼（鈴鹿央士）の策略にハマって、一時は東大専科を抜けることに。しかし桜木による熱い説得を受け入れ、専科復帰を果たしていました。海岸で桜木、そして幼馴染の麻里（志田彩良）から説得されるシーンには、多くの視聴者が感動で落涙していたようです」（テレビ誌ライター）
そのシーンを含めて、この第5話では<泣けた>との声が続出。多くの視聴者を感動の渦に巻き込んでいた。その中にはドラマの主軸を担う桜木や生徒たちではなく、担任の先生が見せた心遣いに思わず涙するシーンもあったという。
「健太のクラスで担任を務める田村梨枝子先生（山田キヌヲ）は、東大専科を敵視しているように見えました。しかしそれは、健太を見守りたいという想いの表れだったのです。東大専科入りした健太の身を案じ、桜木にそそのかされているのではと詰め寄った田村先生。そんな彼女のもとにテスト用紙を持ってきて『田村先生、マル付けて』と嬉しそうに渡す健太の様子に、田村先生がどれほど信頼されているのかが示されていました」（テレビ誌ライター）
担任教師の田村梨枝子を演じる山田キヌヲ。本作への出演は「ドキドキ」ものだという。山田キヌヲ公式インスタグラム（@kinuoyamada）より。
ここで桜木は田村先生と麻里に対して「あいつ、専科に来てからもアンタら二人の話をよくしてた」と説明。虫に興味を抱く健太のために昆虫の標本を用意するといった対応を重ねるも、健太の心に響かなかったと悔やむ田村先生に対し、「的外れだろうがなんだろうが、自分のために一所懸命やってくれたその気持ちは、ちゃんとアイツに届いている」と、その献身的な姿をねぎらっていた。
続けて桜木は「アンタらがいたから、健太にとって学校が安心できる場所になったんだ」「才能を伸ばすためにはなにより重要なことだ」と断言。これらの言葉に田村先生は顔をくしゃくしゃにして、悔しさと嬉しさがないまぜになった表情で涙を流していた。
「このシーンに多くの視聴者が涙腺を崩壊させることに。《田村先生に泣けた》《ずっと健太くんのこと考えていてくれたの泣けた》などと、田村先生の想いを真正面から受け止めていたのです。本作品では東大専科の桜木らと生徒たち、そして対立する学園長（江口のりこ）らを中心に話が進みますが、脇役でしかないと思われていた田村先生のエピソードでこれほど視聴者の涙を誘うとは、物語と脚本のパワーには驚くばかりです」（前出・テレビ誌ライター）
視聴者から<本当に素敵な回だった>といった声が続出した今回の第5話。次回以降もさらにこの感動を超えてくるのではと、ますます期待の高まるところだろう。
※トップ画像はドラマ「ドラゴン桜」公式インスタグラム（@dragonzakuratbs）より。
