藤田ニコルは言葉の魔術師だった? 自分が生まれた年から活動している大先輩の芸人を、わずか3文字の「挨拶」で感服させたという。
お笑い芸人のインパルス・板倉俊之は6月25日、「今日、にこるんと同じ仕事でした」とツイート。「例の件で怒ってるだろうな」と覚悟しながら声を掛けたところ、ニコルは「おはよ、うございます」と挨拶したという。
続いてニコルは「あれ面白かったです」と返し、それらの挨拶に板倉は「そりゃ売れますわな…」と感心せざるを得なかったというのである。
「このやり取りは、3月6日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)にさかのぼります。同番組で板倉は悔しかった経験を告白。1時間くらいかけて書いたツイートに何千ものいいねがつき『苦労してよかったな』と思ったものの、『藤田ニコルの「おはよ」の3文字を同じくらいだったの、悔しいな』と明かしていました。なお収録の翌日に板倉が同じように『おはよ』とツイートしたところ、8000超のいいねを獲得。同じ日にニコルが発した『はらへった』のいいねを上回っていました」(テレビ誌ライター)
つまりニコルは3カ月も前の番組を受け、板倉にあえて「おはよ、うございます」と、“おはよ”の3文字を強調した挨拶を交わしたのである。
「おバカキャラで知られるニコルですが、一度仕事をした相手のことは忘れないなど地頭の良さは定評があります。今回の挨拶に関しては『ゴッドタン』での発言を知った時から、次に板倉に会ったら『おはよ』と話しかけようと考えていたのでしょう。そして板倉のほうも決してニコルをディスっていたのではなく、人気者の象徴としてニコルの名前を借りただけ。それゆえ今回のやり取りはお互いにとってウィンウィンの結果になったのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
ニコルは板倉のつぶやきを、太陽のマークとともに「笑」とのコメントで引用リツイート。3000ほどのいいねを付けていた。板倉の元ツイートは1万3000超のいいねを集めており、どうやら今回は板倉のプライドもいたく満足したに違いなさそうだ。