果たして新木優子の演じる鳴宮美月は、命を狙われ続けるのか。7月4日にスタートした中川大志主演のドラマ「ボクの殺意が恋をした」（日本テレビ系）の今後に、疑問の声があがっているという。
同作では、幼いころに両親を亡くした男虎柊（中川）が、伝説の殺し屋こと男虎丈一郎（藤木直人）に育てられるも、丈一郎はこれが最後と決めていた仕事でターゲットから返り討ちに遭うことに。そのターゲットこと人気マンガ家の鳴宮美月は、テロ組織に多額の資金を提供している疑いがかけられていた。
丈一郎の敵を討つべく美月を狙う柊だったが、生来の間の悪さが災いしてことごとくチャンスを逃すことに。しかも別の殺し屋に狙われている美月を助けることになってしまい、当の美月から「私のボディガードになって」と頼まれる始末だ。
「本作は、柊が美月に禁断の恋をするという触れ込み。しかし美月は柊の育ての親である丈一郎を射殺した犯人であり、柊は監視カメラの映像で犯行の瞬間を目撃しています。そうなるといくら美人であろうとも、親殺しの相手に恋心を抱くことなど絶対にありえません。そんな矛盾した設定ゆえに、一部の視聴者からは第1話の時点ですでに物語のオチが見えたとの声があがっているのです」（テレビ誌ライター）
主演の中川大志と美人マンガ家役の新木優子。ドラマ「ボクの殺意が恋をした」公式インスタグラム（@bokukoi_drama）より。
美月が本当に丈一郎を殺めたのであれば、そんな仇に恋心を抱くなどありえないはず。それが恋に発展するのであれば、その理由は一つしかありえないことになるという。
「第1話の時点で、美月が丈一郎殺しの真犯人でないことは見えたも同然です。射殺の現場を監視カメラに残すのは単純ミスもはなはだしいですし、撃たれた丈一郎が海を向いて埠頭に立ち尽くしていた姿もいかにも不自然。つまりこの射殺シーン自体がフェイクだということなのでしょう。おそらくは美月が密かに丈一郎と通じており、それを知ったテロ組織が丈一郎を消したうえで、美月に罪をなすりつけようとしているという図式が見えてきます。それならば今後、柊が美月に恋をし、彼女を助けようとする動機も説明がつくというわけです」（前出・テレビ誌ライター）
この「ボク恋」ではシリアスなサスペンスドラマというより、ラブコメディの要素が続出。どうやら新木優子の美しさと、中川大志のコミカルな演技を素直に楽しむのが吉のようだ。
