東京五輪で初採用された卓球の混合ダブルスにて“初代王者”に輝いた日本代表の水谷隼・伊藤美誠ペア。7月26日の決勝戦では金メダルが決まった瞬間に水谷選手が抱きつくも、伊藤選手から拒否られた場面が話題になっている。
日本卓球界にとって初となる五輪金メダルに興奮したのか、水谷選手はけっこうな勢いで伊藤選手をハグ。しかし一度はハグし合うも、伊藤選手が顔をそむけるように逃げてしまい、試合後のインタビューで水谷選手は「伊藤選手はちょっと拒否気味だったのが。抱きついて『痛い』という感じではねのけられて、ちょっとつらかった」と苦笑いしていた。
「この場面はSNSでも話題沸騰。水谷選手は普段からアンダーウェアを履いていないことを公言しており、今回のハグでは20センチの身長差を縮めるかのように水谷選手が少し腰を落として抱きついていたので、視聴者からは《あんなに押し付けられたらそりゃイヤがるだろう》といった声も続出していました」(女性誌ライター)
ただ二人は劇的な逆転を果たした7月25日の対ドイツ戦でも、試合後に感情あふれるハグを交わしていた。この時はむしろ伊藤選手が水谷選手にもたれかかるように抱きついており、少しもイヤがる素振りを見せていなかったのである。この違いはいったいどうしたわけだろうか?
「そのキーワードは伊藤選手が発した『痛い』という言葉にあります。決勝戦でのハグでは水谷選手が伊藤選手の頭をポンポンしようとするも、頭が横向きだったために耳の上から叩くことに。人によっては耳を叩かれると相当な痛みを感じるので、思わず伊藤選手が拒否ってしまったのも無理はありません。子供のころに《耳を叩いてはいけない》と親から怒られた経験のある人も多いことでしょう。水谷選手にはもちろん耳を叩いたつもりなどなかったはずですが、結果的に伊藤選手が痛がってしまい、ハグも拒否られる形になったのではないでしょうか」(前出・女性誌ライター)
耳を叩く形になったのは身長差の影響も大きいことは確実。自分より小さい相手をハグする際には、耳を叩いてしまわないように留意したいものだ。