乃木坂46の高山一実が、9月末でグループを卒業することとなった。イベント出演は9月9日の東京ドーム公演が最後となる。その高山の卒業にバラエティ業界が熱視線を送っているという。
「乃木坂46ではバラエティ班の中核として活躍しており、卒業を機にバラエティ番組への本格参入が期待されています。美女軍団の乃木坂46にはこれまで《バラエティに弱い》との評価が付いて回っており、AKB48の指原莉乃や西野未姫、アイドリング!!!の朝日奈央や菊地亜美のようなバラエティ向きの人材を輩出できていませんでした。それを打ち破る存在として高山が注目されているのです」(業界関係者)
とは言えアイドルグループのバラエティ担当メンバーが簡単に活躍できるほど、バラエティ番組はたやすい戦場ではない。ただ高山の場合、彼女特有の“武器”が今後の活躍を後押しするというのである。
「バラエティで活躍する女性タレントは基本的に《イジる》か《イジられる》かのどちらか。ただどちらのケースでもイジめを連想される可能性があり、ただでさえコンプライアンスが重視され、東京五輪を機に芸能界でのイジメがクローズアップされるなか、イジリイジられ系のタレントは活躍の場が狭まる恐れもあります。その点、高山は決して攻撃的な笑いではなく、機転の利いた振る舞いが武器。同じようなキャラのアイドル出身者が高山以外にほとんど見当たらないこともあり、貴重な存在として重宝されていきそうです」(前出・業界関係者)
小説「トラペジウム」は20万部超えのヒット作となったが、だからといって自身の作家性を鼻にかけることもないのが高山の長所。新たなアイドル出身バラエティタレントの誕生に、期待も高まるところだ。
(浦山信一)