雨宮塔子、「今くら」出演であらためて待望論が盛り上がることに

 1999年にTBSを退社し、現在はパリ在住のフリーアナ・雨宮塔子が8月25日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)に出演。昨秋に引っ越したばかりの新居などを公開した。

 その雨宮は7月下旬に帰国。2週間の自主隔離を経て8月は久しぶりの日本を楽しんでいたようだ。「今くら」もこの滞在中に収録したものだが、業界からは雨宮が日本のテレビ界から離れたことを惜しむ声が絶えないという。

「雨宮はTBS退社後にパリに留学。現地でパティシエの青木定治氏と知り合い、2002年の結婚を機にパリに移住しました。2003年には『世界陸上パリ大会』(TBS系)の現地キャスターとして活躍。その後も自身が初代アシスタントを務めていた『チューボーですよ!』にゲスト出演するなど、古巣のTBSとは良好な関係を築いています」(テレビ誌ライター)

 2015年に青木氏との離婚が成立した雨宮は、翌2016年から報道番組「NEWS23」のメインキャスターに就任。17年ぶりにTBSの顔としてレギュラー出演することになった。ところが2019年5月末に突如「NEWS23」を降板。後任には同年3月末にテレビ朝日を退社したばかりの小川彩佳アナが起用されたのである。

「キャスター交代当時は小川が雨宮を引きずりおろしたとの噂が立ち上り、雨宮のファンからは《小川とかいうアナウンサーが憎たらしい》との声もあったほど。ただ実情は前夫に預けていた子供の養育問題により、母親の雨宮がパリに戻ることを選んだからと言われています。そこから2年が経ち、子供たちも長女が17歳、長男が16歳と成長。これで大学に入れば子育てからもいよいよ手離れするのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)

「今くら」ではTBS在籍当時から変わらぬバラエティ対応力を発揮していた雨宮塔子。「今夜くらべてみました」公式ツイッター(@ntvkonkurabe)より。

 そこで日本のテレビ業界には「雨宮待望論」が持ちあがっているという。彼女が帰国を選ぶのであれば、喉から手が出るほど欲しいと望む局は少なくないというのだ。

「彼女は報道畑の経験が長く、報道番組復帰を望む声は大きい。それに加えてバラエティ番組でもしっかりと爪痕を残せる実力を兼ね備えており、《久しぶりのバラエティで》という声もあるようです。とにかく業界としては、雨宮塔子を起用しないのはあまりにも惜しいというのが総意となっているのです」(前出・業界関係者)

 今回の「今くら」では、パリの地下鉄でスリにパンチを浴びせたエピソードを面白おかしく語っていた雨宮。いささかもサビついていないそのトーク力を、日本のテレビで存分に発揮してほしいと願うファンも多いことだろう。

(浦山信一)

※トップ画像は「今夜くらべてみました」公式インスタグラム(@ntv_konkura)より。