女子バスケ日本代表、「スプレー缶」のせいでメダルなしの危機だった!?

 東京五輪で銀メダルに輝き、日本バスケ史上で初の五輪メダルを獲得したバスケットボール女子日本代表チーム。その感動が、たった一本のスプレー缶が原因で台無しになりかねない危機にあったという。

 8月30日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ系)には女子日本代表チームとトム・ホーバスHCが出演。ここで、東京五輪のメンバーだった赤穂ひまわり選手が「まだ誰にも言っていない」との秘密を明かした。

 女子日本代表は一次リーグの第一試合、フランスを相手に74対70の辛勝を収めていた。この試合で赤穂選手は万全な状態ではなかったというのである。

「彼女はキッチリと分けた髪型が特徴で、普段はプレーに影響しないようにスプレーでガッチリと固めています。ところが五輪前の合宿でスプレーが切れてしまい、新しく買ったはずのスプレー缶はなんとヘアフォーム。結局、フランス戦では髪がボサボサとなり、試合中は相手との接触時に『髪に触わんな!』とプレーに集中できなかったそうです」(スポーツライター)

赤穂選手ら日本代表の主力が出演した「しゃべくり007」。トップ画像ともに赤穂ひまわり公式インスタグラム(@a.himawari88)より。

 番組では「試合前に『やらかしたなー』」と、試合当日を振り返っていた赤穂選手。このフランス戦では8得点に終わり、米国戦以外では唯一、二ケタ得点を達成できない結果に終わっていた。

「もし一次リーグのフランス戦で敗退していたら、得失点差の関係で日本は決勝トーナメントに進出できなかった計算なのです。それゆえ髪型が決まらない状態でもなんとか8得点は決めてくれた赤穂選手の集中力が、銀メダルを引き寄せたと言っても過言ではないでしょう。なお髪型が万全となった準決勝のフランス戦ではチームトップの17得点を挙げており、やはり髪型の影響は相当大きかったようです」(前出・スポーツライター)

 赤穂選手は今後二度と、スプレーとフォームを買い間違えることはなさそうだ。