自衛隊芸人やす子、さんまの番組で本番中にメンタルが切れて大パニックに!

 自衛隊で鍛えた精神力でも、その場を乗り切ることはできなかったようだ。自衛隊芸人で人気の「やす子」が先輩たちからの熱い叱咤激励を受けるも、完全にメンタルが切れてしまったという。

 9月11日放送の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)に出演したやす子は、ギャル芸人で知られるエルフ・荒川と隣り合わせに。やす子を「お友達」と呼ぶ荒川は、やす子に得意ネタを披露するように促すが、説明が雑なこともあって意思疎通がまったくできていない様子。「伝達があります!」ネタを無理強いされるもまったく受けず、頭が混乱したやす子は目を泳がせてオロオロするばかりだ。

 司会の明石家さんまは吉本興業の後輩でもある荒川に「ちゃんとやす子活かしたれ!」と厳しい指導。一方でやす子には、ゲスト出演の「ザ・マミィ」酒井貴士がメンタルをやられているとして、メンタルトレーニングのネタを披露するように促していた。

「しかしすっかりテンパっているやす子は、自分に何を求められているのかまったく把握できていない様子。見かねた他のひな壇芸人たちが『これこれ』などと促すも、パニくっているやす子は自衛隊服の裾をぎゅっと握りしめ、相当にヤバい様子です。すると荒川が再びやす子のネタを説明しはじめ、やす子は『うわあ』と小さく叫んで顔をそむける有様。それでもなんとか気を取り直して、酒井に『落ち込んだらこの言葉を言ってください』と告げ、ネタを披露したのです」(エンタメライター)

番組中では険悪そうに見えたが、実はすっかり意気投合していたやす子とエルフ荒川。トップ画像ともにやす子公式ツイッター(@yasuko_sma)より。

 ここでやす子は「世の中に~、馴染みたい~、愛されたい!」という、元旦の「おもしろ荘」(日本テレビ系)でも話題になった決めフレーズを披露。酒井は真似するもリズム感が悪く、やす子がもう一度お手本を見せることとなった。ここでさんまは決めフレーズにもう一ネタ加えるように指示し、「増えとるやないかい!」というセリフをリクエストするも、「B&Bのネタの」と付け足したことで混乱を招くハメになってしまったのである。

 周りの今田耕司や陣内孝則らが「分からへんって!」「パニックになっとるやないか」と心配するなか、予想通りやす子は一ネタ加えるのを忘れることに。ここでさんまが「こいつ(※酒井)に『増えとるやないかい!』って言わしたってくれ」と説明すると、やす子は何を勘違いしたのか決めフレーズの後に「わーっ」と言って匍匐前進ネタをブチこんでしまったのであった。

「ここは本来、『愛されたい!』の動作を繰り返すといった動きが求められるところ。しかしやす子は『B&Bのネタ』という指示が理解できず、混乱したのでしょう。さんまはネタの内容をグッピーやブラックバスに例えて説明するも、やす子は『ブラックバス…』という例えが気になってしまい、完全にパニくっている様子。最後は『分かりません…』と生気なくつぶやいてあきらめてしまいました」(前出・エンタメライター)

 芸歴2年のやす子は、友人に誘われて芸人を始めるまで、お笑いにはほとんど興味がなかったという。そのキャリアで「お笑い向上委員会」の真っただ中に放り出されたのは、さすがに気の毒だったようだ。