永野芽郁が演じる新米警察官・川合麻依巡査の活躍もこれで見納めか。ドラマ「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)が9月15日の放送でついに最終回を迎える。
前日の14日には、主演の永野が涙のクランクアップを迎えたとの記事が各メディアに掲載。同様に他のキャストも次々とクランクアップし、花束を手にする姿がファンの興味を惹いている。それらの情報を伝える公式SNSが、「ハコヅメ」の話題性を支える重要な役割を果たしていたという。
「昨今のドラマではツイッターとインスタグラムを活用して、様々な情報を発信するのが当たり前となっています。それに加えて『ハコヅメ』では旧来のSNSであるブログも効果的に活用。3つのSNSでは掲載している情報が微妙に異なっており、それぞれを回遊する楽しみ方ができるように工夫されているのが特色となっています」(テレビ誌ライター)
ドラマによってはツイッターとインスタグラムの掲載内容がほとんど同じというケースも少なくない。それが「ハコヅメ」では、同じ話題であっても内容に違いをつけることで、多面的に情報を提供しているのである。
たとえば永野のクランクアップでは、ツイッターが9月14日の朝6時にいち早く情報を提供。インスタグラムでは少し遅れて8時ごろに同じ画像を掲載しているが、こちらでは永野によるコメントがさらに詳しく紹介されている。その流れは桜しおり巡査役の徳永えりや、伊賀崎秀一役・ムロツヨシのクランクアップを伝える投稿でも同様で、インスタのほうがより詳しいコメントを読めるのである。
「その一方でブログでは、ツイッターやインスタと違ってタイトルを付けられることを効果的に活用。永野とムロのツーショには『まるで親子』、平山祐介演じる北条係長のクランクアップ記事では『部下想いの上司』と付けるなど、分かりやすいタイトルが目を惹きます。おそらくですがツイッターやインスタでは若い視聴者を、ブログでは年配の視聴者を意識しており、幅広い層から支持される『ハコヅメ』ならではの全方位戦略がSNSの使い方に表れているのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
続編や映画化の噂も絶えない「ハコヅメ」。番組終了後もしばらくは、これらのSNSから目が離せないのではないだろうか。
※トップ画像はドラマ「ハコヅメ」公式ツイッター(@hakozume_ntv)より。