乃木坂46の寺田蘭世が9月17日、グループからの卒業を発表した。28thシングルの「君に叱られた」に「Documentary of Ranze Terada」と題したドキュメンタリー映像が収録されていることから、ファンの間では卒業が噂されていたが、その懸念が現実となった形だ。
ただ正直なところ、寺田は著名メンバーとは言い難く、世間的にはあまり知られていない存在。正規メンバーとして6年半活動するなか、選抜入りは2回に過ぎず、今回の卒業発表も世間に与えたインパクトは小さいというのが実情だ。
そんな寺田を巡って業界では意外にも、卒業後の活躍が期待されているというのである。
「寺田と言えば、ガチな宝塚ファンであることが知られています。自身のブログで宝塚歌劇団について書いたり、宝塚風のコスプレを披露するにとどまらず、自ら兵庫県宝塚市の宝塚大劇場に足を運んでいるほど。宝塚ファンを公言するアイドルはほかにもいますが、ちゃんと“ヅカファン”を実践しているアイドルは寺田くらいのものではないでしょうか。当のヅカファンからも寺田の宝塚好きを認める声があがっていますし、これほどのヅカ好きであれば活躍の機会は大きく広がりそうですす」(芸能記者)
それに加えて彼女自身の個性もまた、卒業後の生き残りにプラスになるという。
「寺田は日刊スポーツで『らんぜのNEWSがとまらんぜ』というコラムを長期にわたって連載しており、文才も認められています。また性格面では変わり者の一面があり、過去にはメンバー間の《将来ずっと独身でいそう選挙》で1位を獲得したこともあるほど。そういった個性はグループの枠組みが外れた時にこそ大きく発揮されるもので、今回の卒業はむしろ飛躍のチャンスかもしれません」(前出・芸能記者)
11月9日には1st写真集もリリース。乃木坂46のメンバーとしてではなく一人のタレントして羽ばたく寺田に、大きな期待が寄せられそうだ。
(浦山信一)
※トップ画像は乃木坂46 寺田蘭世1st写真集【公式】ツイッター(@ranze1st)より。