芸能界引退の夏目三久アナ、数少ない同期女子アナの様々な明暗とは

 元日本テレビでフリーアナウンサーの夏目三久が、9月30日に放送された「マツコ&有吉 怒り新党 解散!!生放送2時間スペシャル」(テレビ朝日系)を最後に芸能界を引退した。

 夏目アナは2007年に日本テレビに入社。半年後の10月1日にスタートした情報番組「おもいッきりイイ!!テレビ」のアシスタントに抜擢されるなど、当初から将来のエースを嘱望される人気ぶりを示していた。

 2011年1月には諸事情から日本テレビを退職するも、同4月には「マツコ&有吉の怒り新党」の“秘書”としてレギュラー番組に復帰。その後の活躍はもはや説明不要で、今年4月1日には同番組の共演者だった有吉弘行と結婚。いわば寿退社の形で芸能界を引退することとなった。そんな夏目アナの入社時にはちょっと珍しいエピソードがあったという。

「2007年に入社した日本テレビのアナウンサーは意外なことに、男女を通して彼女ただ一人。つまり夏目アナには『同期』が存在しないのです。21世紀で同様の例は2010年入社の水卜麻美アナだけ。フリーと局アナという違いはあれど、二人ともエース級の活躍を見せているのは面白い偶然かもしれません」(女子アナウォッチャー)

 ちなみに2007年はTBSでも女子アナの採用がなく、民放キー局全体で夏目アナの同期は6人しかいない。そんなレアな6人はいま、どんなアナウンサー生活を送っているのか。それぞれの状況に目を向けると、明暗が分かれているというのだ。

「まず勝ち組と言えるのはフジテレビの生野陽子アナでしょう。ショーパンとあだ名される彼女はバラエティから報道番組まで幅広く担当。2014年には同期入社の中村光宏アナと結婚し、現在は第2子妊娠で産休中です。ちなみに2012年からは『有吉くんの正直さんぽ』を担当。5月1日の放送回では有吉から『長いことやっていたら二人とも結婚しちゃったね』と声掛けされるなど、有吉・夏目夫婦とは二重の関係性をもっています」(前出・女子アナウォッチャー)

生野陽子アナはキー局で唯一となる福岡大学出身という経歴の持ち主だ。

 2007年に3人の女子アナが入社したテレビ東京では、繁田美貴アナが2019年12月に長女を出産、須黒清華アナは2021年2月に長男を出産しており、フジ生野アナと同様に子育て中。もう一人の前田海嘉アナは夫が棒高跳の日本記録保持者である陸上競技の澤野大地選手で、3人とも幸せな家庭生活を送っているようだ。

「それに対して元テレビ朝日の小川彩佳アナは6月に離婚したばかり。元カレと称された嵐・櫻井翔は9月28日に元テレビ局員の一般女性と結婚したことを報告しており、なんとも皮肉な状況にあります。また元フジテレビの大島由香里アナは2016年にフィギュアスケートの小塚崇彦と結婚するも、2019年に離婚。夫の夜遊びが離婚原因と言われており、いまはシングルマザーとして局アナ時代には考えられなかった水着ありの写真集やバラエティ番組にも果敢に挑戦しているのが印象的です」(前出・女子アナウォッチャー)

小川彩佳アナも昨年7月に出産したばかりのママ女子アナだ。

 思えば夏目アナも2010年にはスクープ報道が原因で相当に肩身が狭い思いをしていたもの。それが11年後の今は大物芸能人の有吉と結婚して寿引退という花道を飾ることとなった。他の同期アナもそれぞれ、幸せな人生を送ってくれることに期待したい。