制服ブランドCONOMiが主催し、日本一制服が似合う男女を選ぶ「第8回日本制服アワード」の授賞式が2月7日に開催され、高校3年生の竹内詩乃が女子グランプリに輝いた。授賞式後に個別インタビューを受けた竹内は、グランプリの興奮も冷めやらぬ様子で受賞への想いや残り少なくなった高校生活について語ってくれた。
その竹内は5回目の応募にして、念願のグランプリを獲得。「制服が好きという気持ちは5年間変わらなかった」とのことで、今回の応募に際しては「制服が似合うと思われるように身体も絞りました」と明かした。そんなひたむきな努力は、「目立ちたがり屋で負けず嫌い」の性格から来ているという。
授賞式が始まる前には「震えが止まらないくらい緊張がすごくて、ずっと縮こまっていました」そうだが、本番では堂々と見えるように胸を張って臨んでいたという。ステージ上では、顔の左側を見せると角度的に盛れることから、そちら側を積極的に出すようにしていたそうで、自己分析も隈なく行っているようだ。
高校生活は残り2カ月弱。登校日はあと3回だけとのことで、「学校に行く機会も少ないので、友達との時間を大切にしていけたらなと思います。登校日にはできる限り学校に残り続けたいです」という。放課後は「学校に残って図書室に行ったり購買行ったりして教室でずっとおしゃべりしています」。ほかには制服姿で友達と「渋谷でタピオカを飲んだり、プリクラを撮ってカラオケにもよく行きます」と語り、女子高生らしい“青春”を過ごしているようだ。
好きな科目は日本史。そのきっかけは「日本史の先生がとても面白くて、日本史だけはがんばろうと思ってすごい勉強していたら好きになりました」という。日本史好きを知った親から御朱印を集めてみたらと勧められ、今では遠くは京都にまで足を延ばして御朱印を集めているとか。御朱印帳は「もうすぐ3冊目が埋まりそうです」とのことで、高校卒業後は大人っぽく一人旅にもチャレンジしてみたいと語る。
この4月には制服も卒業することになるが、「まだまだ制服ディズニーとかもしてみたいし、夏には制服で海に行くシチュエーションに憧れがあるので、制服を着て海に行ったりしたいです。その時は大好きなセーラー服がいいですね」と、高校卒業後も制服を着続けたいようだ。
女優を目指す彼女は古いドラマを観るのが好きで、最近面白いと思った作品は2007年7月期に放送された北乃きい主演の「ライフ」(フジテレビ系)。高校を舞台とする同作品では出演者ほぼ全員が制服を着ており、そんなところにも制服好きの一端が表れているのかもしれない。
そんな制服姿をさらに際立たせているのが、お似合いのショートカット。かつてはロングヘアだったそうだが、マネージャーに「切ってもいいですか?」と確認して現在のショートにチェンジ。すると周りから「ショートヘアにしたら性格が明るくなったねと言われた」そうで、今後も現在の髪型をキープしていきたいそうだ。ちなみに貴重なロングヘア姿は藍坊主のMV「群青」で観ることができるので、ぜひYouTubeでチェックしておきたい。
カラオケでは「RADWIMPS」を歌うことが多いという彼女は、TikTokで16万人以上のフォロワーを持つTikTokerでもある。毎日21時の投稿を続けており、「Let Me Show You What You’re Missing」という楽曲でのダンス動画では470万再生を記録。その時は「英語の口パクに合わせられるように頑張った」とのことで、今後も日々のルーティンとしてTikTokの毎日投稿を続けていきたいと意気込む。
TikTokの投稿を始めたのは去年の自粛期間中だそうで、「自粛期間中は学校にも遊びにも行けなくて、お仕事もできなかったので、何か始めようと思って。それで一番気軽に私のことを発信できるのがTikTokかな」と考えてのこと。「TikTokのおかげでいろんな人に知ってもらう機会が多くなったし、音源によって元気に撮れるときも悲しい感じに撮れるときもあるので、表現力がちょっとついたかなと思います」とのことだ。
その表現力を活かすのが、彼女の本業でもある演技だ。被写体として様々な雰囲気を出すことが出来ると評価されており、そのコツについては「とくに考えていない」と天才肌を見せる。好きな女優には篠原涼子や吉高由里子、若手女優では永野芽郁らの名前をあげていた。取材中は終始、魅力的な笑顔と凛とした振る舞いを見せつつ、積極性や芯のある一面も垣間見えた竹内。憧れの女優に近づく努力を惜しまない姿に、今後の成長が期待される。
(井上智尋、はせいあい)