前田敦子が先輩の有吉弘行と意気投合した「消そうとしている」過去

 17歳差を乗り越えて、かつて同じ事務所に所属していた先輩と後輩が意気投合していたようだ。10月7日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)には、元AKB48の前田敦子と高橋みなみがゲストとして登場。AKB48在籍当時の思い出話を披露していた。

 番組ではメンバーが熾烈な争いを繰り広げた「選抜総選挙」が話題に。すると前田は「いまAKBの話ずっとしてるじゃないですか? あんまり覚えてないんですよね」と驚きの告白だ。前田によると、プライベートで元メンバーが集まるとAKB48当時の話題で盛り上がるものの、本人は「私、全然覚えていない」という。その発言に番組MCの有吉弘行が「やっぱりそういうもんか」と理解を示していたのである。

「有吉は『俺も猿岩石で一番忙しかった時のこと、何にも覚えていない』と明かし、同じくMCの櫻井翔はビックリ。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)など他の番組で当時の出来事に触れられても『マジで覚えてない』と繰り返していました」(芸能ライター)

 その理由について櫻井が「初めてのことだったからですかね?」と訊ねると、有吉は前田のほう向いて「なんか消そうとしているのかな? 辛すぎてな」と説明。すると前田も我が意を得たりと言わんばかりの表情で「そうなんですよね。多分辛かった」と答えていた。

ヒッチハイクの旅から帰国後、「日本で今一番忙しい」と呼ばれていたころの猿岩石。

 有吉は櫻井に対して「だから消そうとしてるんだよね」と語り、前田も「何かが大変すぎたと思うんですよね。(頭が)追いつかなかった」と証言。ここで櫻井が「何が大変だったの? 時間なのか人間関係なのか」と訊ねると、前田は一瞬躊躇したうえで「別に、元気なんですよ」とはぐらかしていたのである。

「強いストレスにさらされた人のなかには、ある一定の期間や一定の出来事を思い出せなくなる症状に見舞われることもあるそうです。有吉は猿岩石時代のヒッチハイク企画で半年間にわたる耐乏生活を強いられ、体調不良で入院したことも。前田は1日にMVを3本撮影するといった強行日程のなか、ライブ中に過呼吸を起こしたこともあるほどでした。それほどの強烈な体験は芸能人と言えどもなかなかあるわけではなく、お互いに相手の状況を知る二人ゆえに今回は意気投合できたのでしょう」(前出・芸能ライター)

 そんな困難を乗り越えて今でも芸能人として活躍する有吉と前田の精神力には、驚くばかりではないだろうか。