上手すぎる演技力に、制作側もついつい間違いを犯してしまったのかもしれない。10月9日に放送された「オールスター感謝祭 ~’21秋 30周年超特別版 超貴重映像も大放出SP~」(TBS系)にて、芦田と人気俳優を取り違えてしまうミスがあったという。
今回は30周年の特別企画として「あのスターの感謝祭名場面集」を放送。これまで出演したスターたちの名場面で30年の歴史を振り返るというVTRが流された。
最初に取り上げられたのは2015年春の放送で、アスリート並みの走力と反射神経を見せつけた佐藤健。天井から落下してくるボールにダッシュで触れるかどうかを競う「ショットガンタッチ」に挑戦した場面を振り返るものだ。
当時26歳の佐藤は坊主頭に近い七分刈り程度の髪型で、クリッとした目が余計に目立つ雰囲気。最後には「スーパープレーで番組を盛り上げた佐藤健!」とのナレーションが流れ、画面には【大人顔負けの演技を披露!】とのテロップが映し出されていた。
「そのテロップに一部の視聴者は《大人顔負けの演技って?》と首をひねることに。26歳の佐藤が相当に童顔なことから、大人のようにスゴいプレーを見せつけたという意味でしょうか。まったく意味が通らないワケでもないのでスルーした視聴者も多かったようですが、実はこのテロップがとんでもない間違いだったことに、2分後に気が付くこととなったのです」(テレビ誌ライター)
次に登場したのは2011年秋の放送回に出演した芦田愛菜。当時まだ7歳だった彼女は4月期の「マルモのおきて」(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を果たし、歌唱を担当した主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」では同年末の紅白歌合戦に初出場するなど大ブレイク。TBSでも10月期ドラマ「南極大陸」にレギュラー出演し、オールスター感謝祭への出演を果たすこととなった。
「芦田は30倍の激辛カレーを食べている人を当てるクイズに、演技をする側で登場。一口なめては『からっ』と顔をしかめ、慌てて水を飲んでは『からいです!』と答える演技を見せていました。その様子に『見事な演技で大人たちをダマした愛菜ちゃんでした』とのナレーションが流れ、画面には【大人顔負けの演技を披露!】とのテロップが出現。つい2分前に佐藤健の時に表示されたものと一言一句変わらない文章が表示されていたのです」(前出・テレビ誌ライター)
この二つを比べれば、「大人顔負けの~」というテロップが芦田用に用意されたものであり、それを間違って佐藤健の時にも表示してしまったことは明らかだろう。
「この『オールスター感謝祭』では毎回、現場でのトラブルがつきもの。生放送番組ならではの行き違いには致し方ない部分もありますが、今回のテロップに関してはあらかじめ用意されていたVTR内での取り違いですから、ミスの重大さは上でしょう。ただテロップの挿入時に芦田の演技があまりにも上手すぎて、それが作業に影響したのかもしれませんね」(前出・テレビ誌ライター)
ともあれ7歳当時の芦田が必見の可愛らしさを発揮していたことは間違いなかったようだ。