朝日奈央、本番前の真面目すぎるルーティンに「だから売れるのか!」

 人気の陰には人知れず努力する姿があった。売れっ子タレントの朝日奈央が明かしたルーティンに、ファンも納得していたようだ。

 11月2日放送の「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)では、30歳超の女性タレントが明かした悩みに、20代以下の若手女性タレントが答える「実は若手が答えてました 女性タレントお悩み相談」という企画を実施。回答者側には<若手アイドルの新人発掘プロジェクト>だと偽っており、年下アイドルの悩みと思って回答したという体だ。

 相談側の手島優(39)は、実はとても緊張しやすい性格で、エピソードトークが上手くできないとの悩みを吐露。起承転結を意識するもオチを付けられず、途中で何を話しているのか分からなくなってしまうという。しかも司会者を見ていると言葉が飛んでしまい、どうしたら上手く話せるのかを相談していた。

「この質問には27歳の朝日が、一回りも年上の手島が相談者だとは知らないまま回答しました。自分もエピソードトークが苦手だという朝日は、上手く話せるようにひたすら練習して本番に挑むタイプだと告白。話す内容はあらかじめメモにまとめておいて自宅で練習したり、本番前にトイレの中で練習するといったルーティンを明かしていたのです」(アイドル誌ライター)

 朝日によると、アイドリング!!!在籍時にも「ちょっとちょっと!」くらいのガヤを入れることしかできず、今では事前に頭の中で話す内容を整理してから収録本番に挑んでいるという。その説明にMCの田村淳が「練習すると良い効果があるんですか?」と訊ねると、思い通りにいかない時もありつつ、何にも用意してない時よりは想定通りにできることもあると語っていた。

インスタで「ロンドンハーツ」出演を報告した。朝日奈央公式インスタグラム(@pop_step_asahi)より。

 そんな朝日に視聴者からは<朝日奈央ちゃん可愛い♡><やっぱ売れる人は違うなあ>といったポジティブな声が続出。共演のみちょぱや藤田ニコルに勝るとも劣らない声援が寄せられていた。だがその人気を得るまでには、結構な紆余曲折があったという。

「アイドリング!!!在籍時から存在感は大きかった朝日ですが、それはエピソードトークでいくらスベっても、MCのバカリズムが美味しく料理してくれていたから。どんなにイジられてもめげずに笑顔で返し続けるポジティブな性格が功を奏していたのです。しかし卒業後はバカリズムのような頼れる相手がいなくなり、いつしかかつての仲間をディスるといった毒舌に頼るように。そのためタレント転向当初は《可愛いけど性格が悪い》との低評価も少なくありませんでした」(前出・アイドル誌ライター)

 当時は、先にアイドリング!!!を卒業していた菊地亜美が人気を博しており、朝日はその菊地を口撃。2018年3月に出演した「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)では、可愛い子のいないアイドリング!!!なんて売れるワケがないと古巣をけなしたうえで、「菊地亜美ちゃんなんてトップ可愛くないから」との暴言を口にしていた。

「しかし視聴者からは、他の番組でも同様の発言を繰り返していた朝日に対する批判が続出。その様子を見かねたバカリズムから『悪口良くないよ、自分の首絞めるよ』といったアドバイスを得たことで改心し、他者ではなく自分を落とす芸風を確立していったのです。その過程で、今回のロンドンハーツで語っていたような下準備をするようになったのでしょう。もとよりアイドリング!!!在籍時から性格の真面目さは知られており、現在は性格と芸風が上手く噛み合うようになったようです」(前出・アイドル誌ライター)

 目にコインを挟み込む得意芸も、本番前にトイレで鏡を見ながら練習していたに違いなさそうだ。