米紙が今でも小室眞子さんを「プリンセス」と呼ぶワケとは?

 夫の小室圭さんと共にアメリカに渡った小室眞子さんは、現地でも熱い注目を浴びているようだ。。

 小室さん夫妻は11月14日に羽田空港を発ち、米ニューヨークのJFK空港に到着。15日朝の情報番組では各局が、空港で送迎車に乗り込む姿を現地からの中継で紹介していた。

 日本の報道では二人の新居について「ニューヨーク市内のマンション」などと報じているが、欧米メディアではマンハッタンのヘルズキッチンと具体的な地区名で報じるところも。英紙のデイリー・メールではマンション名まで特定しており、最低4300ドルからという賃料も紹介している。

「王室を戴くイギリスでは、日本の皇室に対する興味や関心も高いもの。しかも眞子さんが結婚により皇室を離脱されたことが、英王室から離脱したヘンリー王子とメーガン妃を想起させることもあり、同じようにアメリカに移住した小室さん夫妻への興味はますます高まっています」(海外在住経験のあるライター)

 アメリカのメディアでは英デイリー・メールの報道を引用する形で、やはり居住地区やマンションなどについて報じている。ただその記事において、日本の報道とは異なっている箇所があるというのだ。

「それは眞子さんの呼び方です。日本では皇室離脱に伴って眞子さまから眞子さんへと変わり、《元プリンセス》といった表現も使われています。アメリカでも『日本の元プリンセス』(Former Japanese princess)といった表記が散見されるなか、現在でも『プリンセス・マコ』という肩書きを使うメディアが少なくありません」(前出・ライター)

 日本ではもはや眞子さまと呼ぶメディアが皆無なのに対して、アメリカでは未だにプリンセスと呼ばれるケースもあるようだ。それではなぜ、米メディアは眞子さんをプリンセスと呼び続けるのだろうか。

「これは肩書きに対するアメリカと日本の考え方の違いに由来しています。大統領が典型的な例ですが、日本では《トランプ前米大統領》《オバマ元米大統領》といった具合に“前”や“元”にこだわるもの。それに対してアメリカではすべての大統領経験者が『ミスター・プレジデント』と呼ばれ、儀礼上は大統領として扱われるのです。その感覚は王室や皇室に対しても同様で、生まれながらのプリンセスは王室や皇室を離脱してもそのままプリンセスと呼ばれるのがならわし。それゆえアメリカ人の感覚では、あえて“元”を付けて区別する必要性をあまり感じないようですね」(前出・ライター)

 もしアメリカ人との会話で「プリンセス・マコ」が話題になった時には、いちいち「元プリンセスだよ」と指摘する必要はないようだ。