大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」に初出場することが決まった女優の上白石萌音。11月1日にスタートしたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でヒロインを務める彼女が、次なる大舞台に抜擢されることとなった。
「女優としての実績に加えて、2014年から続けてきた歌手のほうでも評価されての選出となりました。女優としてのイメージが強い彼女ですが、配信シングルはすでに7枚、アルバムは4枚をリリース。10月13日には自分名義で初のCDシングル『I’ll be there / スピン』をリリースし、オリコン10位に食い込む実績を残しています」(業界関係者)
とは言え歌手活動だけを見れば、紅白レベルとは言い難いのも正直なところ。朝ドラヒロインとの合わせ技で出場が決まったのもまた事実だろう。
そんな萌音は生真面目な性格で知られており、彼女と一度でも仕事をした経験のあるスタッフからは<絶対にもう一度仕事をしたい>との声があがるほど。もちろん朝ドラの現場でも大人気で、NHK局内には大勢の萌音ファンがいるようだ。
それに加えてNHKとしては、ここで彼女を紅白歌合戦に出場させたかった理由があるという。
「実は今年、彼女を紅白の司会に起用するとの声が局内であがっていたようなのです。しかし23歳という若さに加え、大型イベントで司会をこなした実績が10月26日放送の『第21回わが心の大阪メロディー』(NHK)程度しかないことなども考慮され、今回は見送られたのだとか。それでも萌音待望論は根強く、《来年にはぜひ!》との声もあがっている様子。そのために今年、紅白に初出場することで歌手としての箔をつけることになったとささやかれています」(前出・業界関係者)
それほどまでに現場で待望論が盛り上がるとは、歌や演技に加えて性格の良さが高く評価されていることの表れ。朝ドラヒロインを務める現在の萌音には向かうところ敵なしといったところなのかもしれない。
(浦山信一)