芳根京子がクロ確定?混迷深める「真犯人フラグ」でネタバレ判明か

 犯人はまさかの父親自身だった!? ドラマ「真犯人フラグ」(日本テレビ系)の母子失踪事件が大きな展開を見せた。

 12月19日放送の第10話では、病院で意識を取り戻した息子の篤斗(小林優仁)が、警察の取り調べに対して「パパがママを殺した」と証言。父親の相良凌介(西島秀俊)が事件の黒幕として急浮上することとなった。

 しかし事件発生後の凌介には人目を忍んで行動する余地がなかったのは明らかで、視聴者も凌介犯人説はハナなら疑っている様子。篤斗の病室に誰かが忍び込んだ描写もあったことから、凌介を犯人と言うように脅されたとの見方が優勢だ。

 そのなかで、第10話の展開から急きょ浮かび上がった真犯人候補がいるというのである。

「新たに明かされた真相として、暴露系YouTuberのぷろびん(柄本時生)に会社での様子や写真を提供していた《アフロディーテの下僕》が、上司の太田黒部長(正名僕蔵)だったことが判明。とは言え真犯人が彼だというワケではありません。考察好きの視聴者が着目したのは、これまでさほど注目を浴びていなかった太田黒部長の名前だというのです」(テレビ誌ライター)

 部長のフルネームは太田黒芳春。注目すべきはその名前に「芳」の字が入っていることだ。人名では見る機会の少ない「芳」の字だが、本作ではズバリ、凌介の部下で事件解決に協力している二宮瑞穂を演じているのが芳根京子なのである。

「部長の名前を逆に並べると《春芳黒田太》となり、『春 芳 黒だった』と読むことができます。春というのは2クール連続で放送される『真犯人フラグ』が、春の始まりである3月に最終回を迎えることを意味しているのではないでしょうか。つまり芳根の演じる二宮が、被害者である凌介のすぐそばに潜む真犯人だというワケです」(前出・テレビ誌ライター)

凌介役の西島秀俊らとオフショットに収まる芳根京子。もしや彼女が黒幕なのか!?ドラマ「真犯人フラグ」公式ツイッター(@shinfla_ntv)より。

 ただ、この推測に従えば本作ではドラマがスタートした時点から、すでに真犯人がネタバレしていたことになってしまうのだが…。

「本ドラマの前作的な位置づけの『あなたの番です』に前例があります。あな番では黒島沙和(西野七瀬)が真犯人の連続殺人犯でしたが、ドラマ公式サイトでは黒島のキャストコメントに、縦読みで『黒このこだよ』と書いてありましたからね。つまり制作側がドラマ開始時点からネタバレを仕込むのは、今回が初めてではないのです」(前出・テレビ誌ライター)

 果たして二宮(芳根)が真犯人なのか。もはや伏線の張り過ぎで、誰が黒幕でもおかしくない「真犯人フラグ」。ともあれ視聴者がすんなり受け入れられる結末を望みたいものだ。