佐藤江梨子の無表情ぶりに、手練れの芸人たちも相当難儀していたようだ。
12月21日放送の「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」(フジテレビ系)では、ひとクセもふたクセもあるゲスト陣を迎えた「クセがすごい観客大喜利」を開催。これは博多華丸大吉と千鳥にハリウッドザコシショウを加えた5人が芸人らしい大喜利を披露し、ゲスト陣を笑わせた回数を競うという趣向だ。
最初の「クセがすごい業界」の5人は、20世紀初頭に誌面をにぎわせた往年の人気グラドルが登場。今回は井上和香、安田美沙子、藤崎奈々子、山田まりや、そして“サトエリ”こと佐藤江梨子が出演した。
かつての人気者たちを相手に大喜利が始まると、4人はわりとすぐに笑ってくれるのに対して、唯一サトエリだけは終始しかめっ面。時には笑いでなく「ふむふむ」といった感じの納得顔を見せるなど、その様子には明らかに難敵ぶりが表れていたのである。
「サトエリは事前のアンケートに『芸人さんが基本的に全員怖い』と回答。なんでもデビュー当時のテレビ出演で、所属事務所から『本番が始まる前にご挨拶しなさい』と指示されていたことから、芸人の楽屋を訪れていたそうです。しかし芸人たちは暗いトーンで『おはようございます』と言うのみで、シーンとしていたのだとか。それが本番になると途端に『アッハッハッハ!』と大声で明るく笑いだし、『その感じがすごく怖いなぁと、毎度毎度思っていました』と告白していました」(芸能ライター)
博多大吉から「サトエリさんが微動だにしなかった」と指摘された際には、「何が面白いのかがよく…」とニベもない返答。そんなサトエリも大喜利の後半では思わず笑みをこぼす場面があったという。それは「令和の鬼才カメラマンが考えた2022年グラドル界で大流行するポーズとは」というお題の時だった。
ここでハリウッドザコシショウはイスに腰かけ、グラドル越えの大開脚を披露。両手も大きく広げて「俊ちゃんの、とぅー! 俊ちゃんでーす!」と田原俊彦のものまねを開陳だ。すると鉄の表情を貫いてきたサトエリが、我慢できないといった風情で笑みをこぼしたのである。
その場面にMCの千鳥ノブも「サトエリさんが笑いました!」と絶叫。当のサトエリは「体幹がすごい!」と、まさかの部分がツボに入っていたようだ。
「ノブから笑いのポイントを訊ねられたサトエリは、グラビアでは基本的にバストとヒップの両方が見えていないとならないと指摘。そのポーズをザコシショウが実践していたことから『だから一番正しいは正しいと思います』と感心した様子を見せていました」(前出・芸能ライター)
これでゲラスイッチが入ったのか、続く大悟が繰り出した「激汚な公衆便所グソ」というネタでは最初、「なんだこりゃ!?」と言わんばかりに眉間にしわを寄せていたが、だんだんと表情が笑顔に変化。過去に同様の経験があったことを思い出したのか、二連発で笑いをプレゼントしていたのである。
どうやらサトエリを笑わせるには、彼女自身の経験を掘り返すタイプのネタが合っているのかもしれない。