NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」にジャズ喫茶の常連客・ベリー役で出演している女優の市川実日子に、視聴者から驚きの声が寄せられているようだ。
現在放送中の「るい編」では、ヒロインのるい(深津絵里)がふとしたことからジャズ喫茶「Night and Day」でプレーする“ジョー”こと大月錠一郎(オダギリジョー)と顔見知りに。しかしジョーを以前から狙っているベリーは、岡山から大阪に出てきたるいを「田舎者」と呼び、勝手に敵視している。
「そのベリーは“いいとこのお嬢さん”で、1月6日放送の46回ではジャズ喫茶で開催されたサマーフェスティバルに参戦するため、服やバッグ、アクセサリーまですべて新調してきたことをアピール。『今日こそジョーのハートを撃ち抜いたるでえ』との意気込みを見せていました」(テレビ誌ライター)
その回では誰に問われるでもなく、自宅は京都にあり、ジョーの才能にほれ込んだことからわざわざ大阪の短大を選んだとるいに説明。どうやら実家は京都の金持ちのようだ。そんなベリーを演じる市川に、こんな声が寄せられているという。
「モデル出身ゆえ1960年代のレトロな衣装も良く似合っている市川。今回は上流家庭のお嬢様を演じていますが、昨年4月期放送のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)ではフリーターで自由気ままに生きる綿来かごめ役を好演。フェミニンさをまったく感じさせないサブカル系のファッションに身を包んだ姿は、ベリー役で見せるお嬢様の役とはまさに対極的で、その振り幅の広さには驚かざるをえません。しかもどちらの役も本人そのものと思えるほどにハマっているのですから、女優としての才能も恐るべきですね」(前出・テレビ誌ライター)
2020年10月期の「この恋あたためますか」(TBS系)ではコンビニチェーンのスイーツ課課長を演じ、同年6~7月放送の「BG〜身辺警護人」(テレビ朝日系)では女医役まで務めていた市川。人気モデルとしての仕事と同様に、女優業ではどんな役でも華麗に着こなすことができているようだ。