【カムカムエヴリバディ】本名が判明したベリーの桁外れなお嬢様ぶり!

 だから“ベリー”だったのか! その名前に視聴者も膝を打ったことだろう。

 1月25日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第59話では女子短大生のベリー(市川実日子)が、ヒロイン・るい(深津絵里)が働くクリーニング店を訪問。恋人である錠一郎(オダギリジョー)との関係が危機に瀕しているるいを励ます場面があった。

 京都に実家があるも、大阪でプレーするジョーを応援するためわざわざ大阪の短大を選んだベリー。卒業を控える彼女はクリーニングの受付票に実家の電話番号を書き込み、「なんかあったらいつでも連絡してきよし」との京都弁で、るいに気遣いの言葉を掛けていた。その場面に驚きの声があがっていたのである。

「るいが『誰?』とつぶやいたベリーの本名は『野田一子』。どうやら《いちこ→いちご→ベリー》という連想でついたあだ名だったようです。野田という苗字ゆえフルネームからは《ワイルドストロベリー》も連想され、その花言葉は『尊重と愛情』や『幸福な家庭』など。前者にはるいや錠一郎に対する態度が、後者は両親との関係に恵まれなかったるいとの対比が示されているようにも思えます」(テレビ誌ライター)

るいと話をするためにわざわざ洗濯物を預けに来たベリー。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式インスタグラム(@asadora_bk_nhk)より。

 そんなベリーの本名にSNSが沸くなか、なかには彼女が記入した電話番号に注目する向きもあったという。

 ベリーは「06」を省略した大阪市内の電話番号と、京都にある実家の電話番号を残していった。彼女が大阪でどんな暮らしをしているかは不明ながら、昭和38年時点で電話が引かれていることは相当なお嬢様である証拠だろう。しかもその番号自体も驚きだというのだ。

「ベリーが書いた電話番号の下4桁は『1515』で、これは本名の一子(いちこ)にちなんだものでしょう。ただ、わりと電話番号を自由に選べる現在とは異なり、電電公社の時代には特定の電話番号を入手するのはかなり大変なことでした。企業が語呂合わせの電話番号を取得する条件として、電話20回線をまとめて契約したといったエピソードも伝わっているほど。それほど大変な語呂合わせの電話番号をベリーが持っていたということは、彼女の実家はよっぽどの資産家なのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)

 自ら“お嬢様”を自認しているベリー。その桁外れなお嬢様ぶりが、今後のストーリー展開に何らかの影響を及ぼす可能性もありそうだ。