【ちむどんどん】暢子も心配?「カムカム」ファンが危惧する智のヤバい末路とは

 時代に合わないアイテムが登場したのは、実は前フリだったからなのかもしれない。

 6月28日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第57回では、ヒロインの比嘉暢子(黒島結菜)が幼馴染の砂川智(前田公輝)から、遠回しにプロポーズされる場面が描かれた。

 沖縄から上京し、銀座のイタリア料理店「アッラ・フォンターナ」のコックとなって7年目の春を迎えた暢子。これまで色恋とは無縁の生活を送ってきたが、暢子を追うように上京してきた智は、暢子との結婚をずっと夢見ていたのであった。

 そして今回、勤務していた食品卸会社から独立し、ついに自分の店を持つことになった智。意を決して暢子をデートに誘ったが、彼の思惑に気づいた暢子はあえてフォンターナを指定することで、智からの求愛をなんとかかわそうとしている様子だ。

「暢子と食事しながら、商売を必ず成功させると宣言した智。その暁には『ちゃんと俺の話を聞いてくれな』と、正式にプロポーズする意思を見せました。場面が替わると、いよいよ自分の店『スナガワフーズ』を開業し、注文や配達に奔走する智の姿が紹介されることに。しかし、そこに不吉なアイテムが映っていたというのです」(テレビ誌ライター)

 店舗の前に真新しい看板を掛け、「よし!」と気合いを入れた智。すると彼はなぜかオート三輪に乗って、近所の中華料理店などに食材を納めていたのである。

 その光景に多くの視聴者から<昭和53年にオート三輪なんてもう走ってないよ!>との批判が続出。一方では昭和47年まで生産されていたことから、中古のオート三輪を使っていてもおかしくはないとの反論も出ているようだ。

 そのオート三輪を巡って、熱心な朝ドラファンからは智の将来を危ぶむ声があがっているというのである。

「カムカムエヴリバディ」にて、るいをリアカーに載せて行商していた安子。©NHK

「最近の朝ドラでオート三輪と言えば、前作の『カムカムエヴリバディ』を思い出さずにはいられません。初代ヒロインの安子(上白石萌音)は戦後、一人娘のるいを自転車の後ろに括り付けたリアカーに載せ、手作りのおはぎなどを行商していました。するとある日、カーブを猛スピードで曲がってきたオート三輪と衝突。その事故でるいはおでこに一生残る傷を負ってしまったのです」(前出・テレビ誌ライター)

 るいの傷は、その後も物語で大きな意味を持っていた。そのため「ちむどんどん」の智もオート三輪で事故を起こしてしまうのではないかと、心配の声が寄せられているというのだ。

 そもそも物語の展開を考えると、暢子と智がくっつくとは考えづらいところ。その場合、智側になんらかのトラブルが発生することも十分に有り得る。それが怪我や病気なのか、それとも商売で不渡りを出すといった筋書きも想定できるが、あえて時代遅れのオート三輪を持ち出してきたことには、過労による交通事故という可能性もありそうだ。

 果たして智は無事に、自分の会社を大きくしていけるのか。智ファンとしては彼の身の安全を祈りたいところだろう。