その告白には、驚きよりも納得する声のほうが多かったのかもしれない。
乃木坂46の池田瑛紗が「共感覚」の持ち主であることをカミングアウトした。10月10日深夜放送の「新・乃木坂スター誕生!」(日本テレビ系)において、メンバーの歌声に色がついて見えると明かしたもの。
乃木坂5期生が懐メロに挑戦することがテーマの同番組では今回、1曲目で奥田いろは、冨里奈央、岡本姫奈の3人が「若者のすべて」(フジファブリック)を歌唱。すると歌唱後に池田が「私よく、音が色になって聞こえる」と語り出したのである。
「池田は『3人の声はなんか、透明水彩みたい。品番で言ったらダンデライオンというたんぽぽの色』と、具体的な色彩名もあげていました。彼女は5月8日深夜放送の『乃木坂工事中』(テレビ東京系)にて美術大学を目指す予備校生であることを明かしており、“品番”という専門用語を使っていたのも納得です」(芸能ライター)
MCのオズワルド伊藤から「俺らは何色で聞こえてるの、この声?」と問われると、海老茶と答えていた池田。それがギャグなのか本気なのかは不明だが、どうやら彼女は聴覚と色彩感覚が繋がりを持っているようだ。
共感覚とは一つの感覚的な刺激に対して、複数の知覚が励起される現象のこと。池田のように音に色を感じる現象は「色聴」と呼ばれており、ほかには文字に色がついて見えたり、言葉に味を感じるといった例もあるという。
「芸能人には共感覚の持ち主という人が珍しくなく、爆笑問題の田中裕二は文字が帯のように立体的に見えるとテレビ番組で公言。ドランクドラゴンの塚地武雅も数字が立体的に見えると発言しています。またラランドのサーヤは数字に性別を感じるそうで、1・3・5・6は男性、2・4・7には女性を感じると明かしていました」(前出・芸能ライター)
ちなみに池田は6月1日付の公式ブログにて「伊藤 一緒にお弁当持ってピクニック行きたくなるような名前ですねん」と綴っていた。どうやら歌声に色を感じるだけではなく、人名からその人となりが想像できてしまうタイプでもあるのかもしれない。