吉岡里帆がヒロインを務めるドラマ「レンアイ漫画家」(フジテレビ系)の第1話が4月8日に放送され、世帯平均視聴率が6.5%だったことが分かった。この数字を巡っては「大苦戦」と報じるメディアもあるようだ。
「ヒロイン役の吉岡に対して《数字を持っていない》と評する声も少なくありません。ただフジテレビ系の木曜劇場は視聴率で苦戦することの多い枠で、広瀬アリスがヒロインを務めた前期の『知ってるワイフ』は初回が6.1%とさらに低い数字でした。ほかにも前々期の深田恭子主演『ルパンの娘 シーズン2』は平均視聴率5.7%、2019年10月期の新木優子主演『モトカレマニア』は同4.4%と厳しい数字を記録。決して吉岡出演の今作が壊滅的というわけではないのです」(テレビ誌ライター)
その吉岡は過去2作品の主演作でも、芳しくない数字を残してきた。2018年1月期の初主演作「きみが心に棲みついた」(TBS系)は初回が9.4%で平均視聴率7.7%。そして2018年7月期の主演第二作「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)は初回が7.6%で平均視聴率は5.8%であり、お世辞にもヒット作とは言い難い。
一方でそれらの数字を根拠に、実は安定した人気をキープしていると評価する声も聞こえてくるというのである。
「吉岡の主演作についてはそもそも、作品自体の魅力に乏しかったとの評価が少なくありません。『きみが心に棲みついた』では元カレからの暴力にトラウマを持つ役でしたし、『健康で文化的な~』は区役所の生活課という地味な設定。これでは視聴者の共感を得るのが難しく、誰が主役でも数字は望めないという理屈です。視点を変えればそれでもフジテレビ木曜劇場として最低限以上の数字を稼いだということは、吉岡目当ての視聴者がいたということ。基礎票と言える安定した数字を持っているワケです。今回の『レンアイ漫画家』にしても初回から《トンデモ設定》《展開に無理があり過ぎる》といった批判が続出しており、その状況で視聴者を繋ぎとめているのは吉岡の七変化するファッションだったり、安定した可愛らしさにあるのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
学生時代は小劇団の看板女優として活躍していたという吉岡。ここはぜひ彼女が輝けるようなストーリーを用意してもらいたいと願うファンも少なくないことだろう。