ミスコン受賞の慶大生・松下華菜さんに聞く「ありのままの自分を大事にすることが一番」

 ミスコンに挑む女性は普段、どんな生活を送っているのだろうか。コンテストの結果からだけでは見えてこない人物像を受賞者本人に直撃してみた。

 今回お話を伺ったのは、3月31日に開催された「ベスト・オブ・ミス神奈川大会」にてミスコンジニアリティ賞に輝いた松下華菜さん。慶應義塾大学に通う現役の女子大生でもある彼女は、コンテスタント(参加者)同士の投票により“最も親切で一緒にいて楽しかった人”に選ばれた。

 受賞を受け「すごくビックリしていた」という松下さんは、過去には無理して人に優しくしていた時もあったそうだが、本コンテストではありのままに振る舞っていたのだとか。他のコンテスタントも一緒にいて楽しい人ばかりで、人に恵まれていたからこそ取れた「みんなのおかげでもらえた賞だった」だと語る。

 その松下さんがコンテストを通じて最も力を入れていたのはボディメイク。水着審査やドレス審査を通して体型の美しさを見られるからこそ、筋トレに加えて「自分が食べたものでしか自分の体は作れない」との想いから普段の食事を重視していたという。

 本審査時は、髪型やメイクをすべて出場者自身がセットする必要がある。そのためステージメイクや髪のセットにもかなりの努力を費やしてきた。自分が最も良く見える髪型を試行錯誤し、メイクについてはリップの色一つにも悩み抜き、色が落ちづらく顔色や血色がよく見える色を試しながら、動画サイトやメイクレッスンで研究を重ねたという。

 本コンテストを通して、外見と内面それぞれの美しさを磨いていけたという松下さん。「外見は自分の武器になる時もあるから、色々美容について気をつけていこう」と感じるようになったようだ。

「ベスト・オブ・ミス神奈川大会」での松下華菜さん。

 彼女がよく使用している美容アイテムは美顔器。週に1回程度は使うそうで、大切な撮影や大会などの前々日に使用することにより、肌の調子が良くなる上に顔が引き締まると感じるようだ。

 コスメや洋服については、流行りの服や単に可愛い服を選ぶのではなく、「自分の体型に合うものや自分を良く魅せてくれるものを選ぶ」とのこと。その想いは、大会中のスピーチにて「ありのままの自分を大事にすることが一番」と語っていたことに通じるのではないだろうか。

 そんな松下さんが重要視しているのは睡眠。「息抜きは睡眠」と語る彼女は基本的に、毎日7時間の睡眠を取っており、朝6時前に起床し朝食を必ず食べるルーティンを続けている。「マッサージをしている時間は自分の体に向き合っている」との考えから足や首のマッサージもできるだけ行っており、「マッサージをできる余裕があるくらいの心と時間がある過ごし方をしたい」と語る。

 加えて、普段の大学生活も心が落ち着くひと時となっているようだ。通っている大学について「楽しいです!」と顔をほころばせる松下さんは周りにいる人が良い人ばかりだからこそ、ミスコンへの出場も話題にすることができるとしみじみ語っていた。

普段の彼女は風にたなびくロングヘアが印象的だ。

 将来の目標については「自分の出来ることと好きなことがマッチする仕事をしたい!」とコメント。「ベスト・オブ・ミス神奈川大会」のスピーチにてメンタルヘルスの知見について広めていきたいと語った彼女は、見た人を元気にするようなSNS投稿を通して知見を広めていきたいと意気込む。

 日常生活において心掛けていることについては「ありのままの自分を知って、自分を貫くことを忘れないこと」だという。周囲を鑑みながら常に自己分析を欠かさない松下さん。謙虚さと努力が伺われるからこそ、他のミスコン出場者や講師陣からも支持されたのではないだろうか。

 直近の目標としては、 「ミスブライダルモデルグランプリ」の全国大会に励むことと挙げ、これから始まるオンラインレッスンに向けても意気込んでいた。4月14日からはSNS審査も始まるので、彼女のインスタグラム(@ha_chan_mam)もぜひチェックしておきたい。

(聞き手:井上智尋)