AKB48の冠番組「AKB48、最近聞いたよね…」(テレビ東京系)が大きく変わる? ファンは今後の展開に期待と不安を抱いているようだ。
同番組の公式ツイッターでは2月28日、総合演出を手掛ける“ひろゆこ”ことテレビ東京の高橋弘樹氏が「ひろゆことしての、tweetは今日で最後になります!」とツイート。「2年近くAKB48に携われて楽しかったです!」とも綴っており、高橋氏が番組を離れることが確定する形となった。
同局の名物プロデューサーとして知られる高橋氏は、2月末をもってテレビ東京を退社。「AKB48、最近聞いたよね…」の今後を案ずるファンも多かったなか、局員でなくなる最後の瞬間に、惜別のツイートを残したのである。
「高橋氏は『引き続き番組をよろしくお願いします!』ともつぶやいており、番組自体は存続する様子。AKB48の冠番組はほかに『AKB48 サヨナラ毛利さん』(日本テレビ系)もありますが、そちらは4月からオーディション番組『OUT OF 48』に衣替えすることが発表済みです。そのため純粋なアイドル番組として『AKB48、最近聞いたよね…』の重要性は高まることになり、高橋氏の去就に関わらず、放送は継続されるようですね」(アイドル誌ライター)
これまで「AKB48、最近聞いたよね…」の公式ツイッターは高橋氏が担当しており、貴重なオフショットがファンを喜ばせていた。今後の運用体制が不明ななか、同アカウントでは19枚ものオフショットを大量に投下。ファンとしては喜ばしいところだが、それが逆に<これで終わってしまうんだ…>という寂しさも感じさせているのである。
そんな寂しさは、番組の内容にも表れていた。2月28日深夜の放送回ではまだ高橋氏の名前が総合演出としてクレジットされていたものの、高橋氏(ひろゆこ)の声が聞こえたのは前半のANAコラボロケのみ。後半では雑誌のグラビア撮影に17期研究生が協力する様子が映し出されるなか、ひろゆこは絡んでいなかったのである。
「グラビア撮影ロケでは17期生研究生の素顔が垣間見られる場面も多く、見ごたえはありました。ただ一方では番組らしさが感じられなかったのも否めないところ。あらためて高橋氏の演出が色濃く反映された番組だったことを実感させられる内容となっていたのです」(前出・アイドル誌ライター)
果たして今後の「AKB48、最近聞いたよね…」はどんな方向に進んでいくのか。AKB48では4月26日発売の61stシングルからレーベルをユニバーサルミュージックに移籍することが明らかになっており、大きな変化にファンは期待と戸惑いを抱いている。冠番組の今後にも期待を高めたいところだが、いまのところは不安のほうが大きいのかもしれない。