まさかの決断にファンは度肝を抜かれたようだ。昨年12月に乃木坂46を卒業した和田まあやが3月1日、インスタグラムにて自身の会社「株式会社kabo」を設立したと報告した。和田は「新たなスタートという事で不安と楽しみと…とてもドキドキです。私なりに一生懸命頑張っていこうと思っています」と、現在の気持ちを明かしている。
同社の公式サイトによると、和田の肩書きは「代表取締役CEO」とのこと。事業内容は4つあり、「インフルエンサーマーケティング」「イメージモデル」「動画出演モデル」「PRイベントへの出演」と記載されている。
和田は昨年10月6日のライブが乃木坂46でのラストステージで、卒業日は12月4日。一方で株式会社kaboの法人登録を確認すると、会社設立日は10月20日となっている。つまり和田は乃木坂46に在籍しながら、すでに起業していたのである。公式サイトもドメインは10月20日に取得しており、今回の発表に向けて準備は着々と進んでいた形だ。
「2月16日には、元乃木坂46の斉藤優里がトップライバーとしてのデビュー記者会見を開催。その囲み取材に和田がサプライズで登場し、記者として斉藤に質問していました。卒業後にはそういった芸能仕事をメインにするのかと思いきや、まさか会社を設立していたとは予想外でしたね。会社の業務内容から見て、乃木坂OGとの繋がりを活かしたコラボが増えそうな気もします」(アイドル誌ライター)
とはいえ和田は乃木坂在籍当時、冠番組で行われた学力調査企画で最下位になった過去もあるおバカキャラ。そんな和田が会社を設立したことにファンは大いに驚いており、果たして会社経営の手腕があるのかと心配する声も少なくない。
ただその学力調査企画は2014年に行われたもので、そこから9年もの月日が経ったいま、和田は大きく成長しているとの見方もあるという。
というのも和田は2017年に薬膳コーディネーター、2018年にプロフェッショナルベビーシッター、そして2021年にはエレガンスマナーインストラクターと、多くの資格を取得。アイドル後の進路を見据えて動いていたと睨むファンもいるというのだ。
「白石麻衣や生田絵梨花といった選抜常連メンバーとは異なり、和田はアンダー(非選抜)としてグループを支えることが多かったもの。それゆえ卒業後もタレントとして芸能界を生き抜くよりも、裏方をメインにエンタメに関わっていくほう勝算が高いと踏んでいるのかもしれません」(前出アイドル誌ライター)
ちなみに3期生で唯一の卒業生である大園桃子も、2021年のグループ卒業からわずか1カ月足らずでアパレルブランドの「philme(フィルム)」を立ち上げ、運営会社である「hio株式会社」の代表取締役社長を務めている。
その大園もどちらかといえばおバカキャラ的な立ち位置で、喋りも決して達者なわけではなかったため、会社設立発表時にはファンを驚かせたものだ。その大園が事業を継続できているように、和田にも代表取締役としての快進撃を期待したいところだろう。
(石田安竹)