人気急上昇の女芸人「納言」の薄幸(すすきみゆき)に、新たな称号が加わったようだ。
6月17日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)では、東京・杉並区にあるサブカルの街・高円寺を特集。ミュージシャンや役者に加え、芸人も数多く住んでいることで知られ、今回は「高円寺芸人」と題して同地に縁のある芸人が多数登場した。なかでも注目を浴びたのが、紅一点の薄幸だったのである。
「高円寺芸人はいくらでもいるものの、女芸人となると意外に少ないもの。女性ゆえ住処を知られたくないという面もありますし、番組では柴田理恵の名前も出ていましたが、女性の観点ではどちらかというと演劇関係のイメージが強いのかもしれません。それでも芸歴25年のまちゃまちゃは高円寺で自分のスナックを経営していますし、徒歩圏内と言えるお隣の阿佐ヶ谷にはそれこそ阿佐ヶ谷姉妹がいたり、ニッチェ江上も結婚前まで住んでいました」(杉並区在住のライター)
番組では高円寺芸人の代表格である三四郎の小宮浩信や、M-1グランプリ優勝で一気に知名度を上げたマヂカルラブリーの村上らが出演。ティモンディ高岸が高円寺ロケの最中に偶然、居酒屋でランチ中の村上に出会う場面もあった。そんななか、薄幸に対しては<信頼が置ける>との声もあがっていたという。
「アメトーーク!で彼女が紹介したのはタロー軒というラーメン屋。ここは高円寺駅から徒歩10分ほど離れており、繁華街としての高円寺エリアから外れていることから地元民しか知らない店と言えるでしょう。そこをあえてオススメとして紹介したあたり、真の高円寺住民だと実感させましたね」(前出・杉並区在住ライター)
そこに加えて薄幸が紹介した「鎌倉酒店」という飲み屋もまた、地元民が多く集う店だという。ただ同店では太田プロの後輩が働いており、事務所ライブの打ち上げにも使うと説明していたのだが。
「ここは高円寺駅からほど近い『チカヨッテ横丁』のB1にあるのですが、地下に降りる階段が分かりづらく、高円寺初心者だと地下街の存在にすら気が付かないことも。地元民でも酒飲みじゃなければ一度も入ったことがない人も珍しくない魔境的なスポットなのです。普段からファンの間では《喫煙所にいた》などと高円寺での目撃情報が多く伝わっている彼女。そんな有名人がいても周りがスルーしてくれるところもまた、芸人にとって高円寺が住みやすい場所である理由の一つでしょう」(前出・杉並区在住ライター)
高円寺の古着屋で買った500円のTシャツでステージに上がることもある薄幸は、2020年5月放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)にて、隣駅の中野から高円寺に引っ越したというエピソードを披露していた。その判断は大正解だったようだ。