「ドラゴン桜」に刺激を受ける小学生が全国で激増していた!

 いよいよ6月27日に最終回を迎えるドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)。その最終回に登場する“最強の助っ人”の正体が話題になるなか、実は小学生の間でも「ドラゴン桜」が人気になっているという。

「2005年放送のシーズン1を観た人たちには、助っ人の正体としてシーズン1に出演していた山下智久や新垣結衣、長谷川京子らの登場に期待が高まっています。一方で十代の視聴者は第1話に出てきた紗栄子を含めシーズン1出演者への興味はほとんどゼロ。むしろ東大を目指して勉強するという『ドラゴン桜』の主テーマに対する興味が沸き上がっており、小学校高学年のファンも増えているのです」(子育て中の女性誌ライター)

 しかし大学受験を控えた高校生ならともかく、東大などまだまだ無縁の存在なはずの小学生が、なぜ高校を舞台にしたドラマに惹きつけられるのだろうか。

「近年は首都圏を中心にお受験熱が高まっており、東京都内ではクラスの半数が私立中や国立中、もしくは都立の中高一貫校を受験する地区も珍しくありません。そんな小学生たちが中学受験を意識し、塾に通い始めるのが小5あたりのため、高学年の子供たちが『ドラゴン桜』に興味を持ち始めているのです。なかには本ドラマに刺激を受けて塾通いを始めたというケースもありますし、作中に出てきた『スタディサプリ』などオンライン受講を始めたという声もママ友たちから聞こえてきます」(前出・女性誌ライター)

 しかも「ドラゴン桜」には、小学生の勉強熱を高めるノウハウが散りばめられているという。

「5月23日放送の第5話では、語彙力を増やすトレーニングとして『マジカルバナナ』に挑戦。するとツイッターのトレンドに入ったばかりか、《小学生がマジカルバナナやってるのを見た》といった報告が続出するなど、初めて知ったマジカルバナナに小学生が熱中するようになりました。ほかにも『ドラゴン桜』では文章読解のコツなど小学生にも参考になるコツが紹介されており、興味を惹く要素となっています」(前出・女性誌ライター)

小学生に人気が高いという志田彩良と細田佳央太。トップ画像ともにドラマ「ドラゴン桜」公式インスタグラム(@dragonzakuratbs)より。

 それに加えて、東大専科で学ぶ生徒たちもまた、小学生に人気だというのだ。

「虫好きの原健太(細田佳央太)は男女を問わず小学生に人気。そして小学生女児の間ではギャルっぽい雰囲気や服装がオシャレな早瀬菜緒役の南沙良、そして健太を甲斐甲斐しく支える姿が印象的な小杉麻里役の志田彩良が人気となっています。バドミントン選手の岩崎楓を演じる平手友梨奈も、小学生には櫻坂46時代のイメージがないことから、スポーツと勉強の両方に頑張る姿が好印象を残しているようです」(前出・女性誌ライター)

 果たして最終回では小学生ファンが喝采を送るような光景を見ることができるのか。世代を問わずに注目される「ドラゴン桜」の最終回は、とんでもない視聴率を叩き出す予感にあふれているようだ。