2006年から大みそかの風物詩となっていたお笑い特番の「笑ってはいけないシリーズ」が、今年末は休止となることが決まった。9月20日に放送局の日本テレビが発表したもので、同局では代わりに6時間の生特番「絶対笑って年越したい!笑う大晦日」(仮題)を放送するという。
この「笑ってはいけないシリーズ」では普段、お笑い番組ではなかなか見ることのできないような大物女性ゲストの出演が話題をさらってきた。2020年大みそか放送の「絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!」では、菅野美穂がホテルオーナー役で出演。鬼越トマホークを従えて全力の変顔などを繰り出したものだ。
また2019年大みそか放送の「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」では、学園の理事長役として天海祐希が登場。こちらは無表情を貫きつつ、ココリコ遠藤や月亭方正らの定番ネタについ笑ってしまうという可愛らしい姿が視聴者をキュンキュンさせていたのである。
しかし、いくら「笑ってはいけない」が高視聴率番組とは言え、バラエティとほとんど縁のない菅野や天海がなぜ出演したのか。そこにはれっきとした理由があったのだという。
「天海は翌1月から主演ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』が放送。同様に菅野も主演ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』が放送されました。つまり二人とも、主演作の番宣として『笑ってはいけない』に出演していたわけです」(テレビ誌ライター)
その流れで行くと、もし今年末にも「笑ってはいけない」が放送されていた場合、どんな大物女優がゲスト出演することになっていたのだろうか?
「現時点で判明している日本テレビ系の2022年1月期ドラマは、10月期からの2クール連続で放送される『真犯人フラグ』のみ。同ドラマには宮沢りえが出演しており、菅野と天海に連なる大物女優としては説得力があります。ただ2クール連続なので意外性はないのも否めないところ。その他のドラマは未発表ですが、菅野や天海に並ぶ大物ベテラン女優は数が限られるので、推理してみるのも楽しそうです」(前出・テレビ誌ライター)
「笑ってはいけない」が休止の今年末、1月期ドラマの主演女優は「絶対笑って年越したい!笑う大晦日」に出演するのか。同番組が単なるお笑いネタ見せ番組に終わらないことを期待したいところだろう。