温厚な態度で知られる自衛隊芸人のやす子をそこまで追い込むとは、先輩芸人のパワハラもさすがに度が過ぎていたようだ。
11月13日放送の「さんまのお笑い向上委員会」（フジテレビ系）では、売れっ子ピン芸人のヒコロヒーに「ピンでの売れ方を教えてくれ」としてやす子が登場。しかしMCの明石家さんまから「ピンネタを（ヒコロヒーに）見てほしいのか？」と問われると、なぜか「ええっ!?」と狼狽だ。
ここでガヤ席にいたフジモンこと藤原敏史が「教えてほしいんやろ？」とのガヤを入れると、急に冷静になったやす子が「ちょっと藤本さん、黙ってください」とクレーム。さんまもフジモンに対して「お前の横、絶対にイヤやって」と告げ、やす子の味方をしたのである。
やす子は、「藤本さんって私が話していると、まるでツッコミかのように茶々を入れてくるんですよ！」と思いつめた顔で吐露。フジモンは「いやいやツッコミやねんけど」と言い訳するも、やす子は醒めた目つきでフジモンをニラみつけるばかりだ。しかも彼女は以前、番組スタッフに対して<茶々をやめさせてほしい>と相談までしていたというのである。
「やす子はフジモンを指さして『ウソ茶々をやりました！』と告発。それは7月31日の放送にて、フジモンがやす子のとある振る舞いについて説明し、その内容にやす子が納得のいかない顔を見せたところ、フジモンが『なんでキレてんの!? 分かりやすいように説明しているだけやんか』と茶々を入れた場面のことです。このやり取りを巡ってやす子は『ネットで叩かれたんだから、先輩に失礼だって。ウソ茶々のせいで！』と憤っていました」（エンタメ誌ライター）
しかしフジモンは「気ィしたらアカンわ、それは」「ウソつくことだってあるやん？」と開き直り。そういった無神経な言葉の数々に耳をふさいで「うるさいうるさい！」「アア～～ッ！」と拒絶するやす子の姿からは、半ば本気でフジモンのことを嫌がっている様子が伝わってきたようだ。
放送終了後には「プロレスのような楽しみ方をしていただけてたら幸いです」と報告していた。やす子公式ツイッター（@yasuko_sma）より。
その後、番組では進行を軌道修正し、ピン芸人が売れるコツについての質問を再開。ヒコロヒーの旺盛な食欲が売れる秘訣の一つだと推測したやす子に対し、さんまが「お前あんまり食べないのか？」と訊ねると、やす子は「けっこう食べますね」とナイスな返答を返していた。
「その答えにさんまが『どっちやねん!?』とのツッコミを入れると、ガヤ席からフジモンが『食べろ食べろ！』との茶々を入れることに。その発言に頭を抱えたやす子は『もう…銃があったら撃ってます！』と自衛隊仕込みのギャグを披露し、フジモンを標的に捉えるジェスチャーをしてみせたのでした」（前出・エンタメ誌ライター）
その後、自衛隊当時の思い出として「銃を間違えて打って、先輩に当たりそうになった」とのエピソードを披露していたやす子。その発言でフジモンを相当ビビらせていたようだ。
