女性タレントにとって人気のバロメーターとも言える「CM起用社数ランキング」で、意外な事実が判明? 2000年代のCM女王を探す企画で、意外な結果が示されたという。
12月21日放送の「一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!」(日本テレビ系)では、2000年~2020年の21年間で誰がCM女王に輝いてきたのかを特集。画面には「CM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)のトップテンを表すグラフが表示され、2000年からの移り変わりが動画形式で明かされることとなった。
「2000年のCM女王は12社に起用されていた飯島直子。そこから年を追うごとにグラフの上下が入れ替わっていく様は、芸能界における女性タレントの栄枯盛衰を表しているかのようで、実に見ごたえがありました。2020年は広瀬すずと今田美桜が14社でトップを分け合いましたが、さすがに20年にわたってトップテンに君臨し続けるタレントはいなかったようです」(テレビ誌ライター)
番組では年間CM女王に輝いた回数のランキングを発表。1位は上戸彩の6回、2位は飯島直子の4回、そして3位には菊川怜やローラなど複数のタレントが2回で続いていた。番組では1位に輝いた上戸が2004年に出演した「オロナミンC」のCMを放送。いまや“ビッグボス”として知られる新庄剛志が登場することに、出演者たちも驚いていたようだ。
その一方で、21年分が一挙に示された「CM起用社数ランキング」にて、別の基準で驚くべき「1位」が分かったという。
「CM女王でもう一つ気になるのは、最も多くの企業に起用されたタレントは誰かということ。10社以上なら大人気といえますが、21年間の歴代ランキングではなんと、15社以上に出演したタレントが17人もいたのです。ちなみに年間CM女王ランキングで4回のトップに輝いている飯島直子でも最高で12社でしたから、15社の壁がいかに高いのかが分かるというものですね」(前出・テレビ誌ライター)
こちらの「起用社数ランキング」では、15社にベッキーやローラ、広瀬すずや芦田愛菜といったおなじみの名前がズラリ。そして16社には年間女王回数でトップの上戸彩や、お笑い業界から唯一ランクインした渡辺直美が名を連ねている。それでは17社以上に起用されたCM女王たちはいったい誰なのだろうか。
「17社以上で女優は武井咲のただ一人だけ。そしてキャスター枠で菊川怜も名を連ねましたが、その他の顔ぶれはなんと全員がアイドルだったのです。歴代トップの20社起用に君臨したのは篠田麻里子と板野友美の二人。次いで大島優子が19社に起用され、さらに小嶋陽菜と高橋みなみが18社で続いています。AKB48からはほかにも17社の前田敦子、16社の指原莉乃、15社の柏木由紀がランクイン。そのなかで一人だけ、乃木坂46の白石麻衣が18社で名前を連ねていることは特筆すべきかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
圧倒的な強さを誇ったAKB48だが、彼女たちのCM起用が瞬間風速的に増えたのは2012年のことで、翌2013年にはもう武井咲やローラにトップの座を譲っていた。とはいえその爆発力がいかにすさまじかったのかは、今回のランキングがまざまざと示していたようだ。