乃木坂46筒井あやめが舞台単独初主演、卒業生たちの活躍も広がる

 乃木坂46の筒井あやめが、舞台「目頭を押さえた」に主演(6月4日初日)することが3月1日に分かった。乃木坂46で最年少の筒井は4月から高二となり、2学年上の女優・秋田汐梨とのダブル主演を務める。2019年には4期生全員で舞台「3人のプリンシパル」に出演した経験はあるものの、外部の舞台は今回が初めてとなる。

「パルコ・プロデュース公演として上演される『目頭を押さえた』は、東京で35公演、大阪で3公演を予定。初の主演でいきなり全38公演をこなすという、筒井にとって挑戦的な舞台となりそうです。しかも4期生としては初の舞台単独主演でもあり、最年少メンバーながら大きな期待を掛けられているのは明らか。2019年の24thシングルで初の選抜入りを果たし、1月27日に発売された26thシングル『僕は僕を好きになる』では2作ぶりに選抜復帰。いま勢いに乗っているメンバーだと言えるでしょう」(アイドル誌ライター)

 そんな若いメンバーが活躍を見せるなか、演劇界では乃木坂46卒業生への期待が高まっているという。

「演劇界に本格参入している乃木坂46の卒業生は少なくありません。ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)にも出演した若月佑美は飛ぶ鳥を落とす勢いを見せる“福田組”の常連となっており、グループ在籍時から舞台経験は豊富。昨年4月に卒業した井上小百合も数多くの舞台に出演し、昨年6月には東京・下北沢の本多劇場で一人芝居『DISTANCE』を務め、業界内で高い評価を得ました」(演劇業界関係者)

 最近はコロナ禍のため舞台の上演回数も減っているが、コロナ禍が明ければ大きく注目を集めるはずの卒業生もいるという。

「初代キャプテンを務めた桜井玲香です。彼女はグループ随一の歌唱力に加えて、グループ内の運動会で大活躍するなど身体能力の高さも知られていました。その能力を存分にいかしているのがミュージカルで、2019年の『ダンス・オブ・ヴァンパイア』では神田沙也加とのWキャストを務めたほか、上演中の『ゴースト』では公式サイトにて『帝劇デビューも果たし今やミュージカル界になくてはならない存在』と紹介されているほど。遠目からでも目立つ派手な顔つきは舞台向きで、今後は“元乃木坂46”の肩書に頼ることなく、ミュージカルの世界で活躍できると期待されています」(前出・業界関係者)

桜井玲香がWキャストでヒロインのモリー役を務めるミュージカル『ゴースト』

 その評価に7年後輩の筒井は追いつくことができるのか。筒井の初舞台にぜひ期待したいものだ。

(浦山信一)