深津絵里には“裏”がある?「カムカム」冒頭の時代劇に今後のヒントが!

 まさか冒頭から時代劇映画を見せられるとは! 意外な展開に視聴者も驚いていたようだ。

 NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では12月28日の放送で年内の本放送を終了。その42回ではヒロインるい(深津絵里)の大阪生活が大きく動き出すこととなった。

 クリーニング店にて住み込みで働くるいは、弁護士の卵である片桐春彦(風間俊介)から映画に誘われ、おめかししてデートに行くことに。ところが映画館からの帰り道に突風で前髪がめくり上がり、額の傷を見られてしまったことで動転してしまい、食事の誘いを断ってしまっていた。

 自己嫌悪のなかジャズ喫茶でひとり紅茶を飲むるい。するとジャズバンドの演奏が始まり、そこでトランペットを吹いていたのが、るいが“宇宙人”と名付けた謎めいた客(オダギリジョー)だったのである。

「客席には宇宙人を見つめてうっとりする女性と、取り巻きの女の子たちを引き連れてビールをラッパ飲みする男性の姿が。その二人は今回のタイトルロールに名前が載っていた『おしゃれな女の子』(市川実日子)と『すかした男』(早乙女太一)だったのです。これで物語が今後、ジャズ喫茶で出会った若者たちを軸に回っていく予感を抱いた視聴者も多かったことでしょう」(テレビ誌ライター)

宇宙人の正体はジャズバンドのトランぺッターだった。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 果たして、るいの運命はどうなっていくのか。それを予感させる言葉が、今回の序盤で映し出されていたというのだ。

「冒頭で1分以上も流された時代劇は『棗黍之丞 女狐乱れ桜』という架空の作品。シリーズ20作目の人気作ということで、るいの勤めるクリーニング店内にもポスターが貼られていました。そこには『女には裏がある。悪党には歌がある。今宵も黍之丞見参!』というキャッチコピーが。“歌”と言えばやはりジャズ喫茶のことだと思われますが、果たして裏のある“女”とはるいのことなのか、それとも“おしゃれな女の子”のほうなのか。ともあれ次回以降は女の裏側と悪党の歌に注目したいところです」(前出・テレビ誌ライター)

 作中のポスター1枚にもヒントが隠されている「カムカムエヴリバディ」では、登場人物以外もしっかりとチェックしながら観るという楽しみがありそうだ。