小林幸子、豊昇龍の「日本、第二の母」として、第74代横綱昇進披露宴に華を添える

小林幸子と第74代横綱の豊龍龍

 1月の大相撲初場所後に第74代横綱に昇進した豊昇龍の横綱昇進披露宴が6月22日に都内で開催。1100人が集まった披露宴に先立つ記者会見には、豊昇龍と親交の深い歌手の小林幸子も登場した。

 会見では豊昇龍が大関の時、小林幸子と田植えをした件が話題に。小林はその時に交わした言葉を振り返り、「次に田植えをやるときには横綱だねと言ったら、なんと約束を果たしてくれて、横綱として田植えをやってくれた」との喜びを口にしていた。

 豊昇龍は小林のことを「日本の母、第二の母」と慕っている。会見中に二人が笑いあい、見つめあって話す雰囲気は実にあたたかく、まるで本物の親子のように感じられた。

まさに母のような慈しみの目で豊昇龍を見守る小林幸子

 この日、豊昇龍はおめかしなのか、手には白いネイルを施していた。小林も白いネイルとなっており、これがお揃いなのかそれとも偶然なのか、そのネイル合わせからも二人の自然な絆が伝わってくるようだった。

豊昇龍との思い出話を披露した小林幸子

 横綱昇進披露宴では、書道家の詠月による書道パフォーマンスが披露され、力強い筆致で「氣魄一閃」の文字をしたためると、その迫力に会場が一瞬静まりかえったあと、大きな拍手が沸き起こった。

 続いて登場した歌手の立花英樹は「ありがとう感謝」の歌を披露。力強くしなやかな歌声で祝宴に彩りを添えた。

盛大に執り行われた横綱昇進披露宴。石破首相からもビデオメッセージが贈られた

書道家の詠月による書道パフォーマンス

 続いてはコロッケによる、おなじみのモノマネ芸が場を和ませる。数々の芸能人になりきりながら、お祝いのメッセージを披露し、会場は笑いと拍手に包まれた。

コロッケはお得意のものまねを披露

 終盤には豊昇龍と小林幸子がデュエットを披露。小林が1984年にリリースし、30万枚近いセールスを記録したヒット曲の『もしかしてPARTⅡ』を熱唱だ。

デュエットを披露する豊昇龍と小林幸子

 大人の恋人同士をテーマにした同曲の曲間では、小林が「120点! 大関の時よりも上手になりました!」と豊昇龍を絶賛。会場からは大きな拍手が飛び交っていた。

本物の親子さながらに仲睦まじい様子を見せていた

(取材:宮脇眞子、坂爪心奏/写真:仲西一成)