女優の野呂佳代がSDN48在籍当時の武勇伝を明かした? その内容に聞き手のオードリーも思わずズっこけていたようだ。
1月12日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)にゲスト出演した野呂は、22歳でAKB48に2期生として加入した2006年からの芸歴を振り返ることに。メジャー1stシングルの「会いたかった」では初の選抜メンバーに選ばれるも、その後は選抜に呼ばれなくなることに。そろそろ次のシングルがあると思っていたころ、スタッフから<実は次のシングルの人にはもうファイルを配ってあります>と告げられ、「あたしだけが入ってなかった」ことに気づいたという。
そのころ野呂は、MVやテレビの収録でなんとかカメラに映ろうとして周りを力づくで押しのけていたとか。一方で総合プロデューサーの秋元康氏から目を掛けてもらっており、「お笑いをやりなさい」と毎日メールでネタをもらっては劇場公演で5分間のネタ披露を行っていたという。
「それですっかり調子に乗ってしまった野呂は、ロケ収録の最中に『ロケハンとか誰かやった? 死ぬでしょこれじゃ?』などとスタッフいじりをすることに。それで『案の定、嫌われて』しまったとコボしていました。それでも秋元氏からは引き続き目を掛けてもらい、『野呂、こういうのやってみない?』とSDN48への移籍を勧められたのだそうです」(アイドル誌ライター)
SDN48ではキャプテンに指名され、1stシングル「GAGAGA」では選抜入りするも、ここでも2枚目以降では呼ばれなくなることに。その理由は本人曰く「スタイルが悪いから」だったという。
そこから約2年間、劇場の番人的な立場になっていた野呂。SDN48では夕方以降に劇場公演を行っていたことから、「毎日いて暇すぎて、昼、海行ってから劇場行く」というとんでもない生活を送っていたと明かし、MCのオードリーを呆れさせていた。
「それでも劇場では信頼があつく、コンサートも自分で仕切っていたそうです。ここでキャプテンらしさを見せるため野呂は、秋元氏がコンサートを観に来ない日には用意されている楽屋がずっと空いていることに着目。お菓子類が充実していることを知っていたことから『みんな秋元先生んとこ行こうよ、いないから』とメンバーを誘い、お菓子を食べまくることで『野呂さんってスゴいなあ』と思わせることに成功していたと明かしていました」(前出・アイドル誌ライター)
現在は「ゴッドタン」(テレビ東京系)のコント芝居で演技の上手さが評価され、ドラマからも声がかかることに。「ナイトドクター」(フジテレビ系)や「科捜研の女」(テレビ朝日系)に起用されたのは、担当者が「ゴッドタン」での活躍を目にしていたからだという。
番組では「ゴッドタン」のプロデューサーも兼任する佐久間宣行氏が「コントの演技力が凄いあった」と説明。どうやら野呂は偉い人から目を掛けてもらうことで、月9女優に上り詰めることができていたようだ。