とりあえず安堵したというのが、ファンの本音だろう。日向坂46の小坂菜緒が3月4日に公式ブログを更新し、芸能活動を再開させることを明らかにした。
小坂は昨年6月から体調不良のため活動を休止。約9か月ぶりに更新されたブログでは「この度、活動の方を再開することになりました」と報告しつつ、気になる体調面については「まだ、体調の方は万全の状態と言い切れないのですが、いつも私たちのお仕事を支えてくださっているスタッフの皆様と相談しながら、徐々にゆっくりとお仕事の方も進めていこうかなと思っています」と説明している。
「デビューシングルの『キュン』から4thシングルの『ソンナコトナイヨ』まで4作連続でセンターを務めた小坂。昨年6月に発売された1st写真集『君は誰?』は4回の重版で累計発行部数が21万部に達し、写真集部門の年間売上で首位を獲得するなど、正真正銘“日向坂46の絶対的エース”として活躍していました。しかし活動休止により昨年末の『第72回NHK紅白歌合戦』には出場できず、復帰まで時間を要している状況でした」(アイドル誌ライター)
小坂の活動再開報告にファンからは<これは朗報でしかない><卒業はなさそうだから本当によかった>と喜びの声が続出。その一方では<まだ完全回復できたわけじゃなさそうだから心配><東京ドーム公演で見たいとこだけど、ゆっくり自分のペースで頑張って欲しい>など、彼女の体調を気遣う声も少なくないようだ。
「日向坂46では3月30日と31日に、デビュー3周年を記念したアニバーサリーライブを東京ドームで開催します。グループにとってはデビュー以来の目標として掲げてきた念願の東京ドームゆえ、記念となる場に小坂が間に合ったというのはファンとしても大いに喜びたいところ。このタイミングで活動再開を報告できたことにホッとしているファンも多いのです」(前出・アイドル誌ライター)
ここで心配されるのはやはり、現在の体調だ。ブログでは「個人的に、不安に思うこともたくさんあります」との気持ちも明らかにし、上手く進んでいけるか分からないとしつつも、「時間がかかってでも、また皆様と一緒に、素敵な時間を過ごせることを楽しみにしています」と、完全復活を拙速に急がないことを自ら明かしていたのである。。
「このブログを見ても分かる通り、小坂自身も未だ不安を抱えている状況で、完全に回復したと言えるわけではありません。東京ドーム公演を目前に控え、ファンのことを思いやって、多少無理してでも復帰を早めたとの見方もあるほどです。それゆえ彼女を待ち受けるファンとしては、東京ドーム公演での復帰に盛り上がりすぎてしまうと、かえって小坂にとってはプレッシャーになりかねないといった配慮が求められることでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
元気な姿を早く見たいというファンの気持ちも当然だが、小坂にはぜひ焦らずに、自分のペースで活動していってほしいところだろう。
(石田安竹)