まさか番組MCからそんな風に思われていたとは、当のメンバーも驚いたのではないだろうか。
3月9日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)では、元乃木坂46の新内眞衣と、元BiSのファーストサマーウイカがゲスト出演。2月10日に卒業したばかりの新内はこれが卒業後では初のテレビ収録だったそうで、番組では大人数グループでのポジション争いが話題となっていた。
ここでウイカが「いくらが歌が上手くて可愛くてもセンターとかになれないんだろうなって思っちゃう」と問題提起すると、それを受けて番組MCのオードリー若林正恭は、自身がMCを務める日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」(同)について語ることに。ここでファンにとっても驚きの言葉が飛び出したという。
「若林は日向坂46にメンバーが22人いることに触れ、『日向坂で会いましょう』では企画の枠組みがあることから、『目立てるヤツが4人までだな』と感じることもあると説明。1回の放送で全員がシュートを打つことは無理だと指摘したうえで、新内に『それは感じたりする?』と訊ねていました」(アイドル誌ライター)
その質問を受けて新内は、「企画に入らなかったらガヤで頑張ろうとか」と返答。乃木坂46のなかでは比較的おとなしいほうの新内だったが、自分なりに冠番組に貢献できるよう頑張ってきた姿勢を示していた。
すると若林からは、日向坂46には「本当に一人か二人だけど、諦めてる人もいるよね」と衝撃の発言が。さらには相方の春日俊彰に「春日さんは思ったことない?」と訊ねると、その春日も「まあまあ、もちろんありますよ。あれだけいたら」と認めていたのである。
「この発言を受けておひさま(日向坂ファン)の間では《諦めているメンバーって誰だ!?》との疑問が噴出することに。若林によると、かつては諦めの姿勢を見せていたものの、最近はガヤを頑張っているようです。また春日は、姿勢が変わってきたメンバーはMCに向かって肩を入れると指摘し、その際に『一番端だけど(肩を)入れだしてきてるなって』と語っていました」(前出・アイドル誌ライター)
若林の指摘に該当しないメンバーをあげると、常にグループをリードしているキャプテン佐々木久美や、自らも冠番組を持つ齊藤京子らは確実。ほかにも積極的な発言の多い加藤史帆や丹生明里に加え、超進学校出身の影山優佳やインドネシア在住経験のある潮紗理菜といった得意分野を持つメンバーもそうだろう。
「諦めメンバーに関しては一部のおひさまからガヤの少ない東村芽依の名前もあがるも、彼女はグループ随一のフィジカルを誇り、最近も自ら発案した体力企画の『KASUKE』で活躍したばかり。また大きな声が苦手で大人しい河田陽菜との指摘もありましたが、1st写真集が激売れするような推されメンゆえに該当しないはずです。そもそも若林の発言では、一時期は諦めていたとしてもその後にガヤで盛り返していると評しており、《諦め続けているメンバー》などいないと言っているのも同然。MCとして長い目で見た場合、諦めている時期もあるとの叱咤激励だったのではないでしょうか」(前出・アイドル誌ライター)
なかなか自分を出せないと言われがちな3期生にしても、最近はガヤで目立つ場面も増えている。現在、新メンバーを募集中の日向坂46ゆえ、若林は「今ここでくすぶっている場合じゃないぞ」という親心を示してくれたのかもしれない。