【カムカムエヴリバディ】佐々木希、錠一郎とトミーのシリアスな場面で巻き起こした爆笑シーン!

 我慢できずに吹き出してしまった視聴者もいたとかいなかったとか?

 放送中のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では、病気によりトランペットを諦めていた大月錠一郎(オダギリジョー)が、一念発起してピアノに挑戦することを決意。旧友でライバルのトミー北沢(早乙女太一)と共に、音楽活動を再開させることとなった。

 3月22日放送の第99話では、トミーのスペシャルセッションにピアニストとして参加することが明らかに。わずか1年で、プロとして演奏できるレベルまでピアノの実力を引き上げてきたようだ。

 そんな錠一郎が「トミーのバンドに入れてもらわれへんかな」と頼み込んだ前回の第98話にて、視聴者にとっては初耳の情報がもたらされたという。

「錠一郎から『鍵盤をやってみようと思ってる』との決意を明かされたトミーは、『嫁に探させる。一流のピアノ講師を』と言って携帯電話を取り出しました。そこで電話の相手に『もしもし、奈々?』と呼びかけたことで、トミーの妻が笹川奈々(佐々木希)だったことが判明したのです」(テレビ誌ライター)

 奈々とは、昭和38年に関西ナンバーワンのトランぺッターを決めるコンテストを主催した東京の大手音楽事務所・ササプロの社長令嬢。コンテストで優勝した錠一郎は、レコードデビューを目指してササプロ社長の自宅に居候し、奈々にもたいそう世話になっていたものだ。

 だが錠一郎は楽器が演奏できなくなる職業性ジストニアを発症し、デビューの話はご破算に。その後釜としてデビューのキッカケを掴んだのがトミーであり、奈々という伴侶も得ていたことが今回判明したのであった。

 視聴者も久しぶりに奈々の存在を思い出すことに。なつかしさがこみ上げてくる場面であり、これもひとつの「伏線回収」となっていたが、ここでなぜか爆笑することになったというのだ。それは奈々のしゃべりに原因があったという。

「トミーからの電話に出た奈々は、ジョーに会うため岡山に行くという書き置きを信じられなかった様子。電話口で『すぐにバレる嘘つくんじゃないわよ! なんなのいい歳して、まだグルーピーと遊びまわってるのね。あなたは大体いつもそう』とまくしたて、トミーを責め立てました。ところがそのしゃべりがどうにもぎこちなく、もはや棒読みのレベル。トミーと錠一郎が交わしていたシリアスな会話とのギャップが大きすぎて、視聴者も思わず失笑せざるを得なかったのです」(前出・テレビ誌ライター)

 もとより演技が達者とは言い難い佐々木だが、そのヴィジュアルは類まれなレベルの美しさを誇り、昭和のファッションが意外に似合うこともあって「大手音楽事務所の社長令嬢」には実にピッタリの存在だ。

トミーの妻となっていた笹川奈々(佐々木希)。その美しさはいかにも大手音楽事務所の社長令嬢だ。ドラマ「カムカムエヴリバディ」公式ツイッター(@asadora_bk_nhk)より。

 だが今回は声だけの出演。そうなるとヴィジュアル抜きの演技力だけが浮き彫りとなってしまい、台本棒読みレベルの演技を露呈してしまったのである。

「この『カムカムエヴリバディ』では主要キャストからちょい役まで、あらゆる演者に演技巧者を揃えています。それにより戦前から平成までの長きにわたる物語に深みを添えているなか、佐々木だけが唯一、棒演技レベルのしゃべりを披露する結果となっていました。もっともそれもまた佐々木らしさであり、視聴者も爆笑をもって《笑って済ませる》ことができていたようです」(前出・テレビ誌ライター)

 佐々木にはぜひトミーの妻として画面に再登場していただき、その美しさで視聴者を感嘆させてもらいたいものだ。