【ミステリと言う勿れ】伊藤沙莉の「恋心」は続く?原作ファンから続編制作が確実視されるワケ!

 これはやはり「フラグを立てた」ということなのだろうか?

 3月28日に最終回を迎える月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)にて、主役の久能整を演じる菅田将暉がクランクアップ時のコメントを寄せた。

 同コメントでは「1ミリも余裕のない現場でした(笑)」と振り返っており、キャストやスタッフに迷惑をかけたと謝罪。コロナ禍のなか、いろいろなものが淘汰されたことによってできた作品だったことが「個人的には“救い”でした」としている。

 また、10年前にフジテレビのドラマオーディションに臨んだ思い出も語り、本作でも共演している岡山天音や伊藤沙莉が一緒にいたと回顧。お互いに役者として成長したことを喜んでいる様子だ。そのコメントにて、本ドラマのファンなら絶対に見逃せない言葉が語られているという。

「それは『個人的には、続編を希望していますので、心身共に整えてオファーを待っています』というもの。社交辞令にも見えますが、本作は昨年11月にクランクアップしており、そこから4カ月も寝かせてきたコメントに『続編希望』との言葉が入っていることには大きな意味を感じずにはいられません。しかも菅田は3月23日に新型コロナ陽性が判明し、現在は経過観察中。その最中に続編に関するコメントが飛び出したのも、活動再開後の意気込みという“フラグ”に思えるのです」(芸能ライター)

いまや見慣れた髪型となった整(菅田将暉)の番組ポスターも、ドラマ撮影終了後に撮られたものだという。

 そんな期待感に加えて、そもそも今回のドラマそのものが、続編制作を前提に作られているとの観測もあるという。しかもそれは、ドラマ版での改変になにかと批判的な原作ファンからの意見だというのである。

「というのも原作とドラマでは、エピソードの順番が異なっているのです。1話目では整に殺人の嫌疑が掛けられ、次がバスジャック事件なところまでは一緒ですが、原作ではその次に『つかの間のトレイン』という新幹線車内を舞台にしたエピソードが続きます。そのエピソードがドラマ版では最終回にて展開されているのです」(原作ファンの女性誌ライター)

最終回で大阪行きの新幹線に乗る整。原作好きなら周りの席に座っている人物を探したくなる? ドラマ「ミステリと言う勿れ」公式ツイッター(@not_mystery_)より。

 その「つかの間のトレイン」は全42ページの短編。その短さゆえ、いつでもどこにでも挿入できる便利なエピソードだとも言える。ただドラマ版でこれを最後に持ってくることには、大きな意味がありそうなのだ。

「原作では新幹線を降りた整が、目的地の広島で大きな揉め事に巻き込まれ、約2巻分を費やす長大なエピソードが展開されます。しかも新幹線車内のエピソードは、その前フリ的な役目も担っているのです。それを前提に考えると、『ミステリと言う勿れ』はこの広島編から続編をスタートするという流れがもうできており、それに沿って前編(すなわち今作)の最終回が作られたのではないでしょうか」(前出・女性誌ライター)

 なお原作とは異なり、ドラマ版で整が向かっているのは大阪だ。これは主演の菅田が大阪出身ということに関係している可能性もありそう。それに加えて菅田に恋心を抱くというドラマ版オリジナルの設定を与えられている風呂光聖子刑事役の伊藤沙莉は、兄で芸人の「オズワルド」伊藤俊介が吉本興業の所属で、やはり大阪に縁が深い。

 この調子でいくと、最終回では所属の大隣署から芝浜署に応援で派遣されている風呂光刑事が、続編では大阪府警に派遣されるという流れも予想できようというもの。ドラマ版ならではの<恋愛要素>には不満の声が多いものの、続編でも風呂光と整の淡い恋は引き続き描かれるのもしれない。