【ちむどんどん】黒島結菜の登場で、子育て世代が2作連続の「小学生ヒロインロス」に直面!

 大人ヒロインの登場も、その悲しみをカバーするには至らなかったようだ。

 4月22日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第10回では、東京に住む大叔母のもとへと旅立とうとしていたヒロインで小五の比嘉暢子(稲垣来泉)が、バスを追いかけてくるきょうだいたちの姿にほだされ、沖縄に残ることを決意。美しいきょうだい愛に感動する視聴者が続出していた。

 終盤では時代が7年後の昭和46年(1971年)へと進み、暢子は高三へと成長。いよいよ黒島結菜がヒロイン暢子役を務めるターンへと突入した。本編終了後の次週予告には、長男の賢秀(竜星涼)や長女の良子(川口春奈)、三女・歌子(上白石萌歌)も登場。人気者が勢ぞろいする様に期待が高まるなか、一部の視聴者は「ロス」に打ちひしがれているという。

「ヒロインの成長を描く朝ドラでは毎回のように物語序盤で《子役ロス》が発生するもの。今回は比嘉家の4きょうだいが一気に代替わりすることに加え、子ども時代のヒロイン暢子を演じた稲垣来泉の演技があまりにも達者すぎたことから、ロスの大きさもひとしおとなっているのです」(女性誌ライター)

 その稲垣は2011年1月生まれの小学6年生で、小五の暢子はほぼ等身大の役柄。それでいて演技の上手さには目を見張るものがあり、第9回では自ら東京行きを決心した際、作り笑いに涙が浮かぶ名演技で視聴者を感動の渦に巻き込んでいたものだ。

 そして第10回では東京から来た中三の青柳和彦(田中奏生)に「ねえ、手繋いで帰ろう」と言って自ら手を繋ぐ場面も。小五の暢子自身には誘惑といった概念はまだないはずだが、小学生にして男子をドキドキさせる口調や仕草には、演技を超えた魔性を感じた視聴者も少なくなかったことだろう。

「同様の子役ロスは、日本中を考察の波に引きずり込んだ前作の『カムカムエヴリバディ』でも発生。母娘3代のヒロインが登場するなか、孫・ひなたの小学生時代を演じた新津ちせの子どもらしさに満ち満ちた演技には、子育て世代の親が我が子を愛でるかのように惹き込まれたものです。たまたま2作品続けて小五の女子がヒロインだったこともあり、同世代の娘を持つママやパパ、そして孫を持つジジババたちは、やはり2作品続けて大きなロスを抱えているに違いありません」(前出・女性誌ライター)

前作「カムカムエヴリバディ」で子役ロスを生み出していた新津ちせは、稲垣と同級生の小六だ。©NHK

 前作の「カムカムエヴリバディ」では第62回でひなたが誕生し、第63回から第70回にかけての延べ8回に新津が出演。そして今作の「ちむどんどん」では第1週と2週の全10回にわたり、稲垣がヒロインを務めていた。

「今作では通常通り、ヒロインが一人しかいないのですから、子役時代をもう1週長く続けてほしかったとの声が続出しています。しかも暢子役の稲垣だけではなく、長男・賢秀役の浅川大治、長女・良子役の土屋希乃、そして三女・歌子役の布施愛織も、それぞれ存在感にあふれた演技を披露。これほど魅力ある子役4きょうだいが出演するドラマはそうそうあるものではなく、一部の視聴者からは《子役たちだけでスピンアウトドラマを作ってほしい!》との声さえあがっているようです」(前出・女性誌ライター)

子役の4人は撮影中も一緒に遊んでいたという。稲垣来泉公式インスタグラム(@kurumi_inagaki)より。

 稲垣らの子役に魅了された視聴者は、いつの日か彼女たちが大人の役者としてドラマの主演を務める日を心待ちにしていることだろう。