【ちむどんどん】暢子と歌子の三角関係が拡大か、三姉妹の争いになるフラグが!?

 その行動が騒動の種にならなければいいのだが…。そんな危惧を抱いた視聴者もいたのではないだろうか。

 4月27日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」第13回では、比嘉家の三女・歌子(上白石萌歌)が、ヒロインで次女の暢子(黒島結菜)に対して複雑な感情を抱いている様子が描かれていた。

 高一の歌子は子供のころから病弱で、この日も熱を出して寝込むことに。看病のために暢子が家に残るなか、砂川豆腐店の長男・智(前田公輝)が豆腐を届けに比嘉家を訪れていた。

 智は暢子の4歳年上で、歌子とは6歳違い。比嘉家の4きょうだいとは幼馴染で、そんな智に歌子は恋心を秘めているようだ。小三だった7年前には運動会の徒競走で最下位に終わったものの、智は紙を折って作った手製のメダルをプレゼント。「俺にとっては歌子が1等賞!」と褒められた日のことを、そのメダルを手に思い出す姿が映し出されていた。

「そんな思いがあるからか、智と親しそうに会話する暢子に嫉妬心を抱いた様子の歌子。暢子が畑の手伝いに出かけると、帰ろうとする智に『好きなんでしょ? 暢ネーネーのことが』と訊ねていました。智が『それはありえん!』などと何度も否定するも、繰り返し質問する歌子。最後は帰っていく智の背中に向けて『バカ』とつぶやいていたのです」(テレビ誌ライター)

智に「好きなんでしょ? 暢ネーネーのことが」と訊ねる歌子の視線は鋭かった。©NHK

 視聴者の目から見ると、智が暢子に恋心を抱いていることはなさそうだが、歌子にはそう思えないようだ。勝手に横恋慕された暢子にとっては迷惑な話だが、歌子にしてみれば姉と幼馴染男子との三角関係に心を痛めているといったところだろうか。

 この先、どう展開していくのかがまったく読めない三角関係だが、どうやら事の次第によっては、小学校の教員を務める長女の良子(川口春奈)さえ巻き込む恐れも有り得るという。そんなフラグが今回の第13回に立っていたのである。

「智は『名護で働くことにした』と暢子に報告。勤務先はハンバーガーショップとのことで、おそらく前日の第12回で良子が勉強会の仲間と訪れていたサンセット・バーガーのことでしょう。良子は勉強会メンバーの石川博夫(山田裕貴)と良い仲になりそうな雰囲気ですが、家族には一切内緒にしています。しかし智がサンセット・バーガーで働くようになれば、二人の関係もいずれはバレるはずです」(前出・テレビ誌ライター)

 智が良子と博夫の仲を知ったら、良子から口止めされることは確実。そうなると歌子や暢子が知らないところで、智と良子には<二人だけの秘密>が生まれることになる。

 しかし狭いやんばる地域ゆえ、隠し事はなかなか続かないもの。それこそ智と良子がひそひそ話をしている現場を誰かに見られるかもしれず、そこから歌子が<智は良子ネーネーのことも好きだった!>と勘違いすることも十分に有り得そうだ。

智にもらった手製のメダルを大事に保管していた歌子。そんな真面目さを受け止める男子は現れるのか。©NHK

「さらには男前で真面目な智が名護に働きに出ることで、彼に一目ぼれする女性が出てくる可能性も。そうなったら歌子はもはや心の平静を保つことができなくなるかもしれません。そこまでドロドロした恋模様が描かれるかどうかは分かりませんが、朝ドラには男女の別れがつきものです」(前出・テレビ誌ライター)

 ともあれ歌子はもちろん、比嘉家の三姉妹には幸せになってもらいたいものだ。