上白石萌歌、「永遠の女子高生」がセーラー服×ブレザー制服の対比で魅せた!

 ホラーやミステリーに不可欠なのが美しいヒロインの存在。それが制服の美少女となればもはや、目を離すことはできないだろう。

 4月24日にスタートしたドラマ「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)。連続ドラマとしては5作目になり、主役の金田一一はなにわ男子の道枝駿佑が担当。幼馴染のヒロイン・七瀬美雪を演じるのは人気若手女優の上白石萌歌だ。2014年の「金田一少年の事件簿N(Neo)」では14歳にして犯人役を演じており、7年ぶりの出演でついにヒロインの座に就くこととなった。

 この「金田一少年の事件簿」では、その時々で旬の女優がヒロインを務めるのがならわし。歴代ヒロインには、ともさかりえ、鈴木杏、上野樹里、川口春奈と錚々たる顔ぶれがならび、その列に上白石も並ぶこととなった。

「基本的にはクールな表情でいることが多い美雪ですが、少しだけ微笑むシーンがあります。それは幼いころに金田一と一緒に撮った写真を見たとき。その写真を生徒手帳に大事に挟んでいる描写がいかにも学園ドラマらしく、美雪のにやけた顔を見た金田一が茶化し、ぷんぷん怒るという甘酸っぱいシーンが初回放送の最後に用意されていました」(テレビ誌ライター)

 その上白石が今回着こなしているのはブレザー制服。ネクタイはしっかりと結び、スカート丈もいじらず、制服を着崩すことなく清潔感のある装いを見せている。鎖骨下まで伸ばした髪は歩くたびにサラサラと揺れ、ヒロインとしての可憐な雰囲気を醸し出していた。

撮影現場で見つけた猫と戯れる上白石。どこからどう見ても女子高生だ。上白石萌歌公式ツイッター(@moka_____k)より。

 いまや22歳で大卒社会人1年生の年齢ながら、制服姿がバッチリと似合っている上白石。そんな彼女はこれまで、制服ファッションショーさながらの着こなしを披露してきた

 2018年7月期の「義母と娘のブルース」(TBS系)ではチェックのスカートを履きこなし、上半身は白ブラウスにネクタイというカジュアルな着こなしで、綾瀬はるかが演じる義母とのやり取りも軽快だった。同じく2018年1月期の「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)では水泳部のエースを演じ、こちらはブレザー制服ながら常にネクタイが緩み、首元のボタンが空いていたものだ。

 そして同年2月の主演舞台「続・時をかける少女」では半袖セーラー服にネイビーのハイソックスで、その見た目はアニメさながらに記号的でもあった。このように様々な種類の制服を着こなし、役柄を演じ分けることで、作品の背景や役に説得力を持たせられるのが彼女の強みではないだろうか。

「そして放送中のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』では高一の三女・比嘉歌子を演じており、昭和らしい丈の長めなスカートと三つ編みにまとめたツインテールが控えめさや真面目さを演出しています。同じ時期にほとんど同い年の女子高生を演じつつ、雰囲気はまったく変えてくる演技力はさすが。この調子だと今後もしばらくは、様々な作品で女子高生役を演じてくれそうですね」(前出・テレビ誌ライター)

三つ編みが清楚さを印象付ける歌子。©NHK

 セーラー服でもブレザーでも魅せる上白石は、「金田一少年の事件簿」初回放送の当日に自身のインスタグラムにてオフショットを公開。制服をまとい、桜の木の下で柔らかな表情を見せながら「3ヶ月間、美雪として駆け抜けます!みんなで一緒に謎に迫りましょう」とやる気に満ちたコメントを添えていた。

 制服と桜の組み合わせは、どうしても儚さを感じるもの。誰よりも制服の似合う上白石だからこそ、儚さとは美しさのことだと表現できるのかもしれない。

桜と制服のコラボが美しい。上白石萌歌公式インスタグラム(@moka____k)より。

(村松美紀)